黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
<< March 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • 日本会議の研究 菅野完著読了。何故、籠池理事長が一生懸命になるのかを知るための好著
    光 (03/21)
  • 日本会議の研究 菅野完著読了。何故、籠池理事長が一生懸命になるのかを知るための好著
    深沢清 (03/21)
  • 議員生活ってどう?という問いにお答えします。
    光 (02/09)
  • 議員生活ってどう?という問いにお答えします。
    深沢清 (02/09)
  • ブロックチェーンレボリューション読了。ビットコインを支えるブロックチェーンという仕組みがインターネットを大きく変える。
    光 (02/06)
  • ブロックチェーンレボリューション読了。ビットコインを支えるブロックチェーンという仕組みがインターネットを大きく変える。
    深沢清 (02/06)
  • 東京での仕事、田舎での仕事。もう少し柔軟に対応しても良いのでは?
    光 (02/02)
  • 人工知能が全盛になる時代に向けて労働者が行うべきこと
    光 (02/01)
  • 人工知能が全盛になる時代に向けて労働者が行うべきこと
    深沢清 (02/01)
  • 東京での仕事、田舎での仕事。もう少し柔軟に対応しても良いのでは?
    深沢清 (01/30)
にほんブログ村参加してます。
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
「週刊文春」編集長の仕事術 新谷学著 読了。

正直に言って、私は週刊文春を読むのはコインランドリーくらい。

買って読んだことは数えるほどしかない。

しかし、阿川佐知子さんのインタビューや飯島勲さんの連載、

そしてついつい読ませられてしまうスクープ記事には、

他の立ち読み週刊誌と違って嫌味がないのがいいなあと思っていた。

 

そんなボヤーっとした文春感を持って、この著書はビジネスマンにも、

読まれるべき本であるという宋文洲氏の推奨によって手に取ってみた。

読み始めて数時間で一気に読了してしまうほど面白い本だった。

 

新谷学編集長は、大学卒業後文藝春秋に入社し、

「マルコポーロ」編集部、「週刊文春」記者・デスクを経て、

月刊「文藝春秋」編集部、ノンフィクション局第一部長から、

週刊文春編集長に就いた生粋の文春マンである。

 

この著書のテーマは大きく言えば、

「人間って面白いよね」ということを追求することが、

仕事を面白くするのではないですか?

という新谷編集長からの提案のように私は感じた。

 

メディアの萎縮が色々な部門から叫ばれる中において、

週刊文春が、様々なタブーに挑みスクープを連発している背景に、

どんな考え方、そしてそれを踏まえた組織がどのようになっているのか、

全てを余すところなく、この著書で解説されている。

 

メディアのあり方に限らず、企業の取り組みに面白みがないと、

批判されることも多い日本企業や組織の現状であるが、

新谷氏が指摘するように、新しいことをやることを恐れずに、

楽しいものを目指そうとする姿勢こそが、

仕事を面白いものにする原動力である考え方には全面的に賛同する。

 

出る杭は打たれるのが当たり前かもしれないが、

そもそも、色々な組織に杭が出ていなかったら、

その組織は他の同業者との差異がいずれなくなってしまうのは必然である。

つまり、出る杭を打ち続けることは、自らを滅ぼすことになる。

 

インターネットの普及によって出版は廃れてしまうという

どこでも叫ばれるテーゼが存在するが、

アマゾンという世界最大の小売事業者は、出版物を売ることを祖業とし、

未だに出版物を販売することで世界中で収益を上げている。

つまり、やり方が変わっているだけで、

モノを書く意義がなくなっているわけではない。

 

週刊文春は、自らの存在意義を「スクープを提供すること」と定め、

その取材活動を充実するために、組織を鍛え、

取材費を捻出するために、出版部数を伸ばしたり、

その他のネットなどの収益源を確保するために協業を進めている。

 

一方で、記者は取材源を求めて数多くの現場に出かけている。

ネットメディアの多くは、新聞や週刊誌など一次情報を

他のメディアに依存していることが多く、

現実社会を大きく揺るがすようなニュースを提供する機会は限られている。

(もちろん、ネットメディア発の社会的ニュースもあるが)

 

自らの組織が何を最も求められているのか、

仕事のやり方が今の社会にとって本当に必要とされているのか、

社員が会社のやるべき仕事に真摯に取り組んでいるのか。

 

こういった視点を客観的に理解している経営者は、

日本全体で結構数少ない存在なのかもしれない。

だからこそ、目先の課題に汲々として、

自らが主体的になって変化を起こすことができないのではないか。

 

そんなことを考えさせられた新谷編集長の数多くの視点は、

まさに週刊文春というチームの働きを通じて、

色々なものを日本のビジネスパーソンに考えさせられるものである。

 

さて、私自身小さい世界とは言え、この著書でも数多く書かれる、

政治を生業として日々を過ごしているわけで、

どうしたら面白い人間として認められるか、

その客観的な視点を持ちながら、精進していきたい。

JUGEMテーマ:ビジネス

評価:
新谷 学
ダイヤモンド社
¥ 1,512
(2017-03-10)
コメント:さくっと読める。これから仕事を始める新入社員や、逆に新入社員を受け入れる企業の管理職にも読んでほしい一冊。仕事って楽しくやることが本旨であるはずですよね?

読書 | 22:04 | comments(0) | - | - | - |
日本会議の研究 菅野完著読了。何故、籠池理事長が一生懸命になるのかを知るための好著

菅野完氏が日本会議の研究についての論文をまとめていることは、

ハーバー・ビジネス・オンラインでの連載スタート時点から、

存じてはいた。もちろんこの著書が刊行され、話題になったニュースも。

 

なんとなく手に取るタイミングを逸していたが、

森友学園の籠池理事長に菅野氏がインタビューしている姿を見て、

今読まずしていつ読むの?という衝動に刈られ一気に読み進めた。

 

読後の感想としては一言で言えば「爽快な叙述詩」というかたちで、

政権に負の影響を与えているともされる日本会議の実態を追った論文でありながら、

決して出版差し止めを行うべき一方的な批判書であるとは言えない。

しかしながら、何故これほどまでに日本会議など周辺グループが、

政治の中枢に影響を持つまでに至ったのかがコンパクトにまとめられている。

 

また、自らの関係性が希薄なものだったと発言している

安倍首相、稲田防衛相の行動に対して、

森友学園の籠池泰典氏が、

どうしてこれほどまでに憤りを感じているのかも、

この本を読めばその意味が概ね理解できるはずである。

 

日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センターの存在と、

安倍政権の繋がりをここまではっきりと解説するメディアは存在しない。

しかし、その点が明確になっていれば、

どうしてこの政権が憲法改正に向けた動きを強めているのかが

明確になってきて、どのような政治スケジュールを持って、

政治に臨むだろうかということが朧げに見えてくる。

 

菅野氏もツイッターで指摘しているけれども、

現政権の政治スキャンダルを闇雲に指摘する前に、

もう少し日本会議周辺について研究する必要が、

野党の国会議員には求められているのではなかろうか。

 

何故ならば、政教分離が日本国憲法に示されているにもかかわらず、

それが全くなされていないように動いているのが現政権なのだから。

 

日本会議、日本青年協議会、日本政策研究センター自体及び、

地方政治、国政への関わり方については、

政権を批判する立場の人々もしっかりと捉えるべきであろう。

 

原発や米軍基地建設反対などワンイシューの取り組みも

もちろん重要ではあるかもしれないが、どういう構造が、

政治の中枢に存在しているのかを理解せずして、

それに対峙しようというのは、武器なく戦車に突っ込むようなものである。

 

右傾化というキーワードが、

長らく行われた学生運動の延長線上に存在しているという、

この著書の指摘は、目の前の現実を直視しているだけでは見えてこない。

ジャーナリストが自らの仮説を元に調査報道を十分に行わない現在、

菅野完氏のようなものを書く人の執念は、大きな発見を導く。

 

政治がごちゃごちゃしているように感じる今だからこそ、

このような政治の中枢を追った秀逸な読み物が読まれる時期ではないだろうか。

JUGEMテーマ:自分が読んだ本

評価:
菅野 完
扶桑社
¥ 800
(2016-04-30)
コメント:どうして安倍総理と森友学園籠池理事長が昵懇だっただろうと想定できるのか、その理由はこの本を読めば見えてくるはず。

読書 | 11:03 | comments(2) | - | - | - |
新年度予算案の審議ー予算特別委員会についてー

地方議会の三月議会では一般的に予算審議が行われます。

わが町も本日をもって特別委員会は終了しました。

補正予算が提出される予定なので、全ての予算審議は終わっていませんが。

 

まずは予算の意義と考え方について「議員必携」より引いてみます。

 

”町村の予算(歳入歳出予算)は、町村が年度に実施したい

事務・事業にどれほどの経費をかけるか、一方、

それを賄うために必要な財源をどのように調達するかを計上して、

これを金額で表示したものである。

つまり、予算は、その町村の一年間の収入と支出の

見積もりであると同時に、住民に対しては、

この年度に、どれほどの公租公課を義務づけることになるか、

また、その見返りとして、どんな行政サービスを行って

福祉向上に努めることにするかを約束するものであるといえる。

 

このように予算は、直接、住民の生活を左右し、

その福祉のいかんを決するものであるから、

編成に当たる町村長も、それを審議する議会も、

あくまでも、住民全体の福祉を念頭に置いて考えるべきで、

いやしくも一部の住民の利益のために

奉仕するようなことがあってはならない。

(中略)

予算が堅実なものでなければ、日頃、いかに住民の福祉向上を叫び、

町づくりの理想をかかげていても、その実現はむずかしいばかりか、

そうした不健全な状態が続くと財政自体が行きづまり、

新しい事業は一切できなくなって、

活発な行政の展開を計画的に行うことは不可能となる。

 

したがって、堅実な予算を作成することが何よりも大切なことであって、

編成に当たる町村長も、審議し確定させる議会も、

特に留意しなければならない。”

 

 

幅広く審議される国会の予算委員会とは異なって、

あくまでも予算案とその事業についての審議が、

地方議会の予算委員会の中心議題になりますので、

数値を通して、どのような事業が次年度になされるのかを

想定することが、地方議員に求められる予算との向き合い方になります。

 

地方議員に求められる当然の責務として、

無駄のない行政サービスを行うために予算をチェックすることが、

求められていることは当然です。

 

しかし、国や県からの資金供給が減少する中で、

全国ほとんどの自治体が当てはまると思いますが、

独自財源によって歳入が潤沢に得られない自治体にとって、

限られた予算を如何に有効活用すべきかは、

議員のチェック以前に執行部としても当然最も考えるテーマとなります。

 

だからこそ、現在の地方議員に求められているのは、

その予算を執行することで、如何にその自治体の将来に

繋がるような歳入歳出が行われているのかを監視することが、

最も大切な視点なのではないかと、私は考えています。

 

国や県以外の独自の歳入が三割程度の地方自治体が多いので、

俗に三割自治と言われますが、わが町も自主財源は約3割に限られます。

 

もちろん3割以外の数字も独自の方針で、歳出を決めることはできますが、

医療・介護など社会保障費が増大する中で、

町の独自の指針に従って予算の割り当てを行える範囲は、

年々減っているのが現実です。

(我が町はふるさと納税による寄付金もまだまだ限られています)

 

だからこそ、その少ない弾を如何に有効に活用し、

他の自治体にはない特色を出していくかが予算にも求められます。

 

一方で当たり前ですが、法律によって歳出が決められる

医療や介護、子どもに対する支出についても、

出来るだけ費用負担を減らすような取り組みも行われなくてはいけません。

一番効果的なことは、病院にかかる住民を減らす取り組みです。

 

 

私自身、初めての予算特別委員会審議への参加になりましたが、

数々の予算案説明によって、行政サービスを数値として捉えることができました。

もちろん、まだまだその数値は一部に過ぎないのは当然ですが。

 

職員や小中学校教諭が使用しているパソコンの台数、

臨時職員数やその給与形態、No残業デーの実態、

類似自治体との職員数の比較(我が町が一番少ない!)、

ふるさと作り応援寄附金を集めるための今後の展開、

現在庁舎で導入している行政システムのハード・ソフト予算比率、

行政が管理する公的施設の利用状況、

町立図書館の蔵書数と年間購入冊数、などなどキリがありません。。。

 

歳入・歳出の数値だけでは見えてこないものを、

昨年予算比の増減数値が大きく変化しているのは、

どういった要因でそうなったのか、質問をしていくことで実態が見えてきます。

 

その動きを踏まえて、もっと住民の方に満足いただき、

なおかつコストを減らすための提案を行っていくのが、

議員本来の役割ではないかと思います。

 

これまで、一般質問や常任委員会の活動によって知ることのできた

行政の働きとは、また別の角度から、

数々の数値を追うことで、明らかになった行政の姿でした。

 

数値は、特に前年までの動きを理解しなければ、

その実態が浮かんできません。

だからこそ、継続的に予算案、そして決算を捉えていく必要があります。

 

正直、最初の予算審議を通して、

もう少しこうすればよかったと後悔する部分は沢山ありました。

今のこのホットな気持ちを一年後も持ち続けられるよう、

1年かけて気になった点は、

しっかりと数値を追いかける癖をつけたいと思います。

 

それを住民の方と共有することによって、

自分だけはなく、多くの方とこの町を作り上げる努力をすることが、

結果として、この町を良くする大きな一歩になると確信しながら。

予算案

政治 | 22:45 | comments(0) | - | - | - |
組織トップの在り方 ー非日常時こそ問われる姿勢ー

 

私は、昨日から今日に掛けて、

実地で組織リーダーの在り方を考えさせられる場面に直面している。

 

昨日と今日が変わらない場面で、

組織の長が決断を下すことは難しいことではない。

しかしながら、通常は起きない事態が起きた時には、

トップが最もその判断の責任を問われる。

 

もちろん、多くの場合、外部要因があるからイレギュラーになる訳である。

まずは、その外部要因をどのように受け止めるかを問われる。

次に、起こり得ない事態が起きて、組織内部が動揺することを防ぐ必要がある。

そして、異常事態を元に戻すために対策を練って、迅速に行動しなければならない。

 

これらのことを並行してスムーズに行うには、

誰が中心指揮にあたり、

実行部隊をどう動かすのか方針を大まかに指示を与えるのが、

非常時におけるトップの役割である。

 

まだまだ事態進展中であるため、今後の状況をしっかり見ていく必要があるが、

私が向き合っている組織のトップは、その組織をよく理解しているからこそ、

この非日常をスムーズに乗り越えていきそうである。

 

私は、その非日常を起こした一方の当事者であるので、

その推移をしっかりと受け止め、リーダーが率いる組織と対峙していかなくてはならない。

 

しかしながら、その組織も、私も、私の同僚も、

その意見を発出する代弁者に過ぎず、本当に影響を受ける方は、別に存在する。

 

だからこそ、何が本当に自らがやるべき行いか、

常に客観的な視点を持って行動しない限り、

其の場凌ぎで、後々本当の当事者に大きな負担を強いることになってしまう。

 

 

以上のことを、具体的な事実を書かずに、

この文面だけで、理解いただくのは困難の極みであるのは十分認識している。

しかし、事態が進展中である限り、

各方面にご迷惑を掛けられないために、詳細は明かさない。

 

だからこそ、少し別の例を出しながらイメージしてみたい。

 

時は江戸幕末、ある藩の藩主は、

藩の事業を行うに当たり、金貸しから長期契約で金を借りていた。

順調に計画を進めていたけれど、

金貸しの債権者の都合で、金を融通してもらえなくなる事態に陥る。

 

藩主は、まずは家老に命じ、事業のストップを掛けて、金貸しとの交渉に入らせる。

同時に、藩の全スタッフに対し、この事業以外の職務を忠実に進めることを指示する。

そして家老は、これまでに進んでいる事業内容を精査し、

どの程度の資金があれば事業を終わらせられるのか落とし所を設定しておく。

 

その上で、藩主は金貸しに今後の展開について、

藩の状況を説明しつつ、縮小した事業を継続するために、つなぎ融資を依頼する。

 

藩が仕事を依頼している庄屋などの生活にも直結するため、

その交渉は非常にスピーディに行わなくてはならない。

一方で、長期に渡る事業内容を変更するわけなので、

幕府にも報告する必要があり、領民にも説明責任が問われる。

 

これら一連の事態が、藩にとって初めて経験する事実である。

だからこそ、どこにも参考書はないわけで、藩主の決断力と、

家老の指示能力、藩士の行動力が求めらる。

どれが掛けても上手くいかない。

 

加えて、金貸しにも、債権者の都合だけでなく、

その後の藩との取引を円滑に進めるために、

自らでリスクを取る必要性を求められる。

 

最大のポイントは、藩も金貸しもいずれも、

その藩民が満足する決断をしなければ、

指示を得られない事態に陥るということである。

 

このような状態で、藩主と金貸しの頭取に注目が集まるのは、

おぼろげにご理解いただけるであろう。

(例えが悪く、イマイチ分からないと言われると元も子もないが)

 

今、そんな状況を目の前にしている金貸しスタッフの私は、

この事業がどれ程の利益を生むものかを精査する必要に迫られている。

もちろん既に事業は進んでいるので、止めるにもお金が掛かる状況である。

 

言葉遊びはこの辺に留めて、しっかりとやるべきことに向き合う時間に戻ろう。

藩主の優れた決断力と、藩スタッフ全体の優れた行動に期待しながら。

 

春風楼

政治 | 23:27 | comments(0) | - | - | - |
AIが同僚-あなたはたのしく一緒に働けるか- 日経BP社発行 読了。
評価:
---
日経BP社
¥ 1,620
(2017-01-20)
コメント:AIを自社のビジネスに活用している企業・組織の最新事例集が採録されている。是非これから社会人になる人にも手に取っていただきたい一冊。

これまでAIの考え方、アメリカなどでの導入事例、

日本でも活用者のインタビューを再録した書籍は多かったが、

企業の活用事例を具体的に紹介した本は初めてと言っても良いだろう。

 

日経トップリーダー及び日経ビッグデータという、

企業人特定層向けの媒体に取り上げられたAIを導入した

日本の最先端企業事例を30以上紹介しつつ、

それらを導入・活用している識者の「AI考」をインタビューしている。

 

AIの導入なんてまだまだ日本では進んでいないと考えている方が、

以下の組織で積極的に活用を進めていると聞いた時、

果たして他人事でいられるだろうか。

本当に業種・事業形態を問わず爆発期に差し掛かっている。

 

リクルート

野村総合研究所

ダイキン工業

ハウステンボス

三菱東京UFJ銀行

みずほ銀行

三井住友銀行

千葉銀行・第四銀行・中国銀行・伊予銀行・東邦銀行・北洋銀行

いすゞ自動車

はるやま商事

Casy(クラウド家事代行サービス)

米エアビーアンドビー(Airbnb)

三越伊勢丹

トライアルカンパニー

IDOM(旧ガリバーインターナショナル)

JINS

あきんどスシロー

ファナック

アサヒビール

アスクル

日立物流

ビズリーチ

住友電装

SUSQUE(勤怠情報から退職確率を算出)

FRONTEO(電子メールから情報漏洩恐れ社員を抽出)

ソフトバンク

大林組

ワークスアプリケーション

日立製作所

三菱商事

富士フィルム

東京大学医科学研究所

大丸松坂屋

サイトビジット(資格試験のオンライン学習サービス)

米マジスト(写真や動画を自動編集)

マッキャンエリクソン(テレビCMをディレクション)

 

もっともっと企業名・団体名は登場しているが、

少なくとも上記に挙げた組織は、

自らの業務をより前向きに変化させていくために、

AIを使ったシステムを積極的に活用している。

 

この著書のタイトルにあるように、

AIを使ってこれまでに社員が行なっていた作業を

何らかの形で肩代わりさせる「同僚」として。

 

もちろん、その過程の中でこれまで人間がやっていた

業務内容を積極的に見直し、

AIが得意とする大量データから規則性を見出し、

特定の業務を省略化する作業を次々に見出している。

 

いずれの企業でも他社動向以上に、

自らが抱えている経営課題を改善していくために、

自社に必要なAIの仕組みはどういうシステムなのかを

積極的に考えようとしているところが、非常に興味深いものであった。

 

まだまだAIを産業界に取り入れられてから時間は短いが、

驚くべきスピードでその普及度は高まっている。

 

2020年には、ただ誰かが構築したAIのサービスを使うのではなく、

自らの組織で新しいAIの仕組みを生み出した企業が、

事業全体としても、同業他社を上回る競争力を得るのは、

ほぼ確実と言えるのではないだろうか。

 

その時代環境の中では、社会人を作り出すための、

教育環境も変化を余儀なくされ、

またこれまでICTに関心が薄かった社会人も変化を求められる。

 

とにかく、まずは色々な意味で活用され始めている

AIの仕組みがどうやって動いているかを知り、

自社のビジネスに何らか活用することはできないのかと、

考えてみることを早急に行う必要がある。

 

それが2020年代を面白く生きるスキルであることは間違いない。

この著書はビジネス事例集としてだけ捉えるのは勿体無い。

色々な可能性を考える参考書として活用してほしい。

JUGEMテーマ:ビジネス

読書 | 08:19 | comments(0) | - | - | - |
AIの衝撃〜人工知能は人類の敵か〜 小林雅一著読了。
評価:
小林 雅一
講談社
¥ 864
(2015-03-19)
コメント:刊行から2年が経過しているが、AIの大枠を掴むにはよくまとめられた新書。人物紹介が豊富な点もすぐに活用できる点。

AI、その言葉を企業のニュースで聞かない日はないような状況となっている。

この著書のサブタイトルにあるように、人工知能は人間の仕事を奪うのではないか、

そんな懸念からこのトピックスにあえて近づかないようにしている人もいるのではないか。

 

しかしながら、まずは人工知能とは何なのか。

どういった歴史的経過があって研究され、事業に活用されるようになったのか、

現在はどのような使われ方をして、今後はどのような展開が見込まれるのか。

 

せめてこの程度を知っておいても、日々の生活に有害どころか、

知らないまま、世の中が進むことを指をくわえて見ていると、

AIを巧みに使いこなし、新しい時代を切り開く人との差は開く一方である。

もちろんその結果、生活レベルを落とさざるを得ない結果になる。

それを全く問題ないと受け入れられる人以外は、せめて関心を持って欲しい。

 

前書きはこの程度にして、この著書が登場して2年以上が経過して、

取り上げられるAI活用事例は刻々と変化しているが、

この著書に書かれているAIとの付き合い方は全く色褪せないので、

その部分をご紹介したい。

 

本著最後にある著者私見部分より以下引用。

————

(前略)

つまり汎用的な知識までもコンピュータやロボットに抜かれたときに、

「知能を武器として生き残ってきた人類そのものが、実は大したものではなかった」

とする自虐的な思想です。

 

しかし、そうした事態はおそらく起きないでしょう。

それは「知能」が人間に残された最後の砦ではないからです。

それを上回る「何物か」を私たち人間は持っているのです。

 

それは、ある能力において自分よりもすぐれた存在を創造し、

それを受け入れる私たちの先見性と懐の深さです。

 

蒸気機関からコンピュータ、そして産業用ロボットまで、

私たち人間はあえて自らの雇用や居場所を犠牲にしてまで、

人類全体の生存と繁栄を促す新たな技術を開発し、それを受け入れてきました。

 

これは単なる「知能」という言葉では表現しきれないほど大きな「何か」です。

このように将来を見据えることのできる叡智と包容力こそが、

私たち人間に残された最後の砦なのです。

————

 

著者は、この本を通じて多くのAIの進化の可能性について触れ、

人間が果たす役割の多くが人工知能に取って代わられることを解説する。

 

だからこそ、これまで人間が行ってきたことの多くが、

コンピュータやロボットが行う作業に変化することを前提に、

我々人間はそれをうまく活用していく立場に変化することの必要性を説く。

 

 

人工知能によって金融危機を契機に大きく資産を増やした人物の話。

ディープランニングと呼ばれる機械学習についての解説。

グーグルなどのIT企業がAIによって多くの個人情報を収集する雰囲気。

次世代ロボットに対するアメリカ及びEUと日本の開発ベクトルの違い。

将棋ソフトでプロ棋士を破るまでに至ったAI開発の経緯。

楽曲を制作するソフトが作った音楽に人間が拍手喝采をしたエピソード。

 

 

挙げればきりがないが、人工知能がこれまでに起こしている事実を通じて、

世の中がどのように変化するのかを概略的に理解するには格好の新書になっている。

 

世界各国でAIを巡る研究が加速し、

実際の産業に取り入れらる事例が増える中、

AIやロボットなど人工物と人間がどんな付き合いをして、

その結果世界がどう進むのだろうと考えることこそ、

これからの時代を面白く生活するために、必要な頭の体操ではないだろうか。

 

この本に類似した本は、今後多々刊行されると思われるが、

「AIの衝撃」がホットなのは、数多くの人物を取り上げていること。

 

それらの人々の現状を追えば、2年が経過していも間違いなく、

最新のAI事情は掴めてくるはずである。

たAI開発の経緯。
楽曲を制作するソフトが作った音楽に人間が拍手喝采をしたエピソード。


挙げればきりがないが、人工知能がこれまでに起こしている事実を通じて、
世の中がどのように変化するのかを概略的に理解するには格好の新書になっている。

 

世界各国でAIを巡る研究が加速し、産業に取り入れられる事例が増える中、
AIやロボットなど人工物と人間がどんな付き合いをして、
その結果世界がどう進むのだろうと考えることこそ、
これからの時代を面白く生活するために、必要な頭の体操ではないだろうか。

 

この本に類似した本は、今後多々刊行されると思われるが、
「AIの衝撃」がホットなのは、数多くの人物を取り上げていること。

それらの人々の現状を追えば、2年が経過していも間違いなく、
最新のAI事情は掴めてくるはずである。

JUGEMテーマ:ビジネス

読書 | 17:15 | comments(0) | - | - | - |
委員会活動について 〜地方議員の見えにくいながらも専門的な仕事〜

本日は、産業厚生委員会にて二度目の現地調査及び

担当課からの状況説明が行われました。

 

今回のテーマは、

産業廃棄物処理及びリサイクル関連企業についてです。

住民・企業の皆さんにとっては、

様々な手間が面倒だったり、費用負担の割には、

そのメリットが見出しにくい部分のため、

全町の財政的にも負担はなかなか進めづらく、

住民の理解を得にくい部分という前提があります。

 

しかしながら、全国的にも問題になっているように、

様々な制約から最終処分場を探すことは容易ではなく、

自然環境保護の観点からも法律が厳格になり、

リサイクルを積極的に進め、廃棄物を減らすことは急務です。

 

残念ながら、現状では本町は、

積極的にリサイクルを進めているとは言い難く、

家庭ゴミ、産業廃棄物ともに、抜本的な排出から、

リサイクル、最終処分までのフローを見直す必要に迫られています。

 

今回の委員会調査においては、このことを念頭に、

産業廃棄物処理に従事されている二つの業者さんを訪ね、

その作業場及び実作業を目の当たりにしました。

 

事業者さんが置かれている立地環境だったり、

その経営状態など、様々な点で全委員が

課題を痛感させられた現地調査でした。

 

もちろん、廃棄物処理の許可を得ている業者さんですので、

法律や監督官庁の方針に則り、

適正に営業していただくことは大前提です。

 

しかし、売上規模、立地、当該スタッフの人員問題、

そこに処理を委託する事業者の分別状況、

その処理業者が処理したものを受け入れる企業ニーズなど、

加えてこれらの事業者を監督する立場である役場の対応。

 

様々な点で課題が山積している状況では、

廃棄物処理事業者だけに責任を求めるのではなく、

一つ一つの問題を整理していかなければ、

状態が改善されてないことを理解できました。

 

歴史的な経過を見ていくと、

最終処分場が廃止され、リサイクルを進めることになった時期から、

18年ほどに渡って、少しずつ膿が溜まっていた状態でした。

 

これを短期間で解消することは容易なことではありません。

 

しかし、少なくとも今日委員会に参加した8名の議員と

役場担当課の4名の共通認識としては、

少しずつでも、この問題を前に進めていこうという

意識は共通していたと感じています。

 

今後の産業廃棄物処理問題の進み方については、

一般質問などを通じて町民の方に、認知いただけるように、

しっかりと対応していきます。

 

 

私は、広報調査特別委員会とこの産業厚生委員会に属し、

やっと委員会活動についても実感を持って、

少しずつその活動の意義を理解しつつある状況です。

 

議員必携によれば委員会制度の意義についてこう書かれています。

ーーーーーーー

社会経済の進展に対応して、行政が著しく多様化し、

専門家してくると、本会議のみでは多数の議案を効率的に

処理することや議員がそのすべてに通じることが困難となる。

委員会制度は、このような欠陥を補完して、

審議の実を挙げるため工夫されたもので、

それぞれ専門別に審査を分担するものであって、

戦後、アメリカ民主政治の例にならって、わが国の国会、

地方議会にも採用されることとなったものである。

(中略)

常任委員会は、その部門に属する町村の

事務に関する調査を行い、議案、請願等を審査する。

ーーーーーーー

我が町では、産業厚生委員会と総務文教委員会という二つの

常任委員会が設置され、議員はいずれかに属しています。

(議長・副議長はいずれにも出席しています。)

 

議員個々人としても、定例議会の一般質問を代表として、

役場職員とともに政策実行に向けて行動しますが、

前述の通り、個人でできる範囲は限られ視点も広がりません。

 

だからこそ、全町的であり時間がかかる問題については、

委員会を有効に機能させ、議員と職員がチームとなり、

物事を進めていく必要が生じます。

 

議員個人と委員会としての立場をどう使い分けるかは、

まだまだ私も模索している状況ですが、

これが地方議員に求めれれる一つの要件でもあります。

 

まだまだ町民の方にしっかりと分かりやすい言葉で

役割分担を説明できるレベルには達していませんが、

2017年はそのことも頭に置きながら、

議員活動に取り組んでいかなくてはと考えています。

 

リサイクル施設

(写真は焼き物の石膏型をリサイクルしている業者さんです)

政治 | 21:48 | comments(0) | - | - | - |
議員生活ってどう?という問いにお答えします。

ここ最近いろいろな方によく聞かれます。

議員生活はどうですかと。

 

11月1日から町議会議員生活をスタートした私ですが、

私が全く政治に縁がなかった人間であることもあり、

家族や知人友人など数多くの方が関心を持っていただいています。

票を投じているいないに関わらず、もちろん有権者の方も。

 

私が選挙後、3ヶ月に満たない今感じていることは、

社会人の成り立ての頃と変わらず、

目の前の事実を俯瞰する視点を持たなければ、

この仕事で結果を出すことができないということです。

 

町議職ではありますが、町民の方、町外の方問わず、

私が政治に関わっていることについて、様々な意見を頂戴します。

 

地域の住民としてすぐにでも何らかの役割が担えそうなこと、

町会議員として何らかの解決策が見出せそうなこと、

国会議員レベルではないと解決策が見出せそうになさそうなこと、

そのレベルは本当にご意見いただく方、十人十色です。

 

しかし、ご意見をくださる方は、私に何らかの期待を

抱いていらっしゃるからこそ、声をかけていただくわけです。

 

もちろん全てのことに応えることは到底不可能ですが、

その中でも、町全体の利益になることがあれば、

積極的に動いていかなければ、選挙で選ばれた資格はありません。

 

私が数々のご意見をいただいた中で、大枠として考えていることは、

「町民お一人お一人の方の役割分担を明確にする」ことです。

 

餅は餅屋という言葉があります。

 

町役場、企業、自治会、そして個々の住民レベル、

それぞれに期待されている役割、出来る仕事の範囲、

もちろんそれぞれにバラバラでありながらも、

当人さん方はある程度見極めが付いているはずです。

 

この仕事をするべきだけど、目の前の仕事が多すぎて、

本当にやらなければならない仕事に手がつけられてない。

 

そんな思いを抱いている方は、わが町に限らず、

日本全国に多数いらっしゃるに違いません。

 

時代は常に変化しています。

もちろん仕事のあり方も時とともに刻々と変化します。

 

だからこそ、町に対して町民の方が果たす役割も変わるはずです。

議員だったり、役場の職員であろうとなかろうと。

 

 

だからこそ、私のまず最初の議員としての役割は、

この町の良い点、改善すべき点をしっかりと示すことであるはずです。

私は、この町の議員の中で、最も居住日数が少ない町民です。

 

だからこそ、日々の町民の方の光景も、様々な組織の仕事ぶりも、

「なぜ?」と思えることを色眼鏡なく感じる機会が多いはずです。

 

まずは、それを多くの人に知ってもらい、

この点が素晴らしい点であり、もっと多くの町外の人に伝えるべき、

あの点は他地域と比べて劣っていて、何らかの改善がされるべき、

それをしっかりと提示することが最初の仕事かもしれないと、

おぼろげながらに感じ始めているのが、今の現状です。

 

もちろん、議員になった瞬間に何らかのマニュフェストに従い、

行動を行っていくことが最も相応しい議員のあり方かもしれませんが、

議員になったからこそ、見えてくる視点、頼られる雰囲気も存在します。

 

それを踏まえつつ、今一度客観的に、この町を俯瞰してみて、

自分が首長であるならば、どのようなことを一番に手をつけるべきなのか、

その視点を持って、一人の議員として提起すべき考え方を、

議会において示していくことが私がやるべき仕事です。

 

 

まだまだ3月議会の一般質問通告期限までには、

少し時間がありますので、引き続き多くの町民の方の

お話を伺いながら、今この町にとって必要なことを、

しっかり整理していきます。

絵馬

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政

政治 | 22:53 | comments(2) | - | - | - |
ブロックチェーンレボリューション読了。ビットコインを支えるブロックチェーンという仕組みがインターネットを大きく変える。
評価:
ドン・タプスコット,アレックス・タプスコット
ダイヤモンド社
¥ 2,592
(2016-12-02)
コメント:ビットコインは怪しい?そう感じている人にこそ読んでいただきたい、その技術のインパクトを様々な面から論じた一冊。

インターネットが世の中に一般化して20年以上が経過し、

社会を取り巻くいろいろなものが変化した。

しかし、その歴史が始まって以来今までずっと、

その情報はどこかのサーバーに集約され、どの端末やモノから

発せられる情報ですら、誰かの媒介がなければ

存在しないものとみなされていました。

 

しかし、ブロックチェーンの仕組みは、

あるプログラム自体が信頼を作り出すことによって、

第三者を介することなく、

やり取りされるデータに嘘がないことを根拠に、

複数の当事者間で直接信頼された取引を取り交わすことが可能になります。

 

つまり、ある人が持っている通貨を誰かのお墨付きで

安全と定義するのではなく、

その通貨自体が信頼性を定義されているので、

その人がどこでその通貨を使っても認められる仕組みを

手にしたようなものと言い換えられるのではないでしょうか。

(この例えが適切ではないとするならば、

適切な例示を方法を教えていただければ幸いです )

 

 

インターネットでの情報のやり取りに対しては、

アメリカ国防総省から始まって変遷がありつつも、

どこかの大きなシステムが情報を一元的に集約できることを

前提に仕組みが形作られてきました。

もちろん、その管理者は時代によって変化しつつも、

GoogleがAmazonがAppleが現在、かなりの数の

ユーザーの個人情報を収集しているのは周知の事実です。

そして、それが多くの政府機関に伝えられていることも。

 

もともとインターネットは、何らかの中央集権機関から

情報を分散させることがその普及のメリットだと、

宣伝されていたにもかかわらず。

 

しかし、ブロックチェーンの仕組みを使っている

ビットコインという仕組みは、

どこの政府機関が信頼性を担保しているわけでもなく、

取引所を通じて、世界中の通貨とその価値が交換されています。

 

2017年2月6日現在1ビットコインが117,500円ほどで取引されています。

ビットコインの発行総額をドルに換算すると

168億ドル(およそ1.9兆円)の市場価値が存在しているとのことです。

ちなみに、千葉県の平成28年度の当初予算規模が約1.7兆円。

 

この自律的なブロックチェーンという枠組みは、

お金の流れだけではなく、様々な情報を発信者主体で

紡いでいく仕組みであるために、それを取り扱う人間が

意図的にコントロールすることが極めて難しくなっています。

 

モノがインターネットに繋がるIoTの仕組みや、

一定のルールに基づいて自律的な処理が行われるAIと、

このブロックチェーンの基幹になる合意形成の仕組みが

組み合わさることによって、

多くの人間がコントロールしていた仕組みが自動化されていきます。

 

もちろんこのことで、現在の人間生活にとって

不便に感じることも生じるでしょうが、

社会は人間への負荷を減らしつつ、自律的に動いていくことも可能です。

 

ブロックチェーンの普及如何にかかわらず、

インターネットのさらなる進化によって、

人間の生活は間違いなく変化せざるを得ない時期が、

刻一刻と迫っています。

 

先進国の国民よりも、途上国の国民の方がその恩恵を受けることが、

多いだろうことは容易に想像できます。

何故ならば、イノベーションのジレンマでも明らかなように、

様々な便利なものを手にしていないからです。

 

だからこそ、最も考え方を変えなくてはならないのは、

我々、先進国に暮らす一定の所得を持ち、

ある程度の教育を受けた人間なのかもしれません。

 

インターネットはそれまでの社会をわずか20年ほどで大きく変えました。

きっと、これから起きてくる社会変化は、もっと短い期間なのでしょう。

 

その時期に、どんなことが起きて、

どうすればその世の中で自らの存在感を発揮できるか、

今の現状を一旦脇に置いて、ちょっと考えてみるのは、

今後の世の中を生きていく上で、

全く無駄にならない思考実験だと私は考えています。

JUGEMテーマ:読書

読書 | 16:48 | comments(2) | - | - | - |
人工知能が全盛になる時代に向けて労働者が行うべきこと

AI(人工知能)やIoTなど様々なインターネットに関連する

用語が飛び交う中で、自らの生活には大した影響がないと

楽観視している人は多いのだろう。日本でもアメリカでもその他でも。

 

しかし、ちょっと振り返ってみると、iPhoneが発売されて

10年足らずだが、スマートフォンがない生活は考えられない。

もう少し振り返ってみると15年くらい前に普及し始めた

携帯電話がない生活は日本ではすでに考えられないのが現実だろう。

 

つまり、インターネットなど情報をやり取りする世界において、

この20年で世界は大きく変化し、それに応じて経済活動も

ダイナミックに変化しているのが現実である。

 

一方、日本人の社会生活はあまりに大きく変わっているようには思えない。

例えば東証上場企業には、20年前から変わらず存在する企業も多い。

 

しかしながら、今後20年を見据えてみると、

きっとインターネットを活用している企業や個人と、

そうではない企業や個人とでは大きな所得格差が生じることは間違いない。

 

何故ならば、インターネットを活用する企業は、

考え方でビジネスを行なっているので、コストを極限に抑える一方で、

出来るだけ広範囲のユーザーを確保することで、

利益を独占的に得る仕組みを形作ろうと革新続けるからである。

様々なコストを掛けて巨大プラントを維持する既存企業を尻目に。

 

この辺りのことをピンと来ない方は、是非とも

クレイトン・クリステンセン著「イノベーションのジレンマ」を一読いただきたい。

 

今日は、ちょうどニュースで人工知能がポーカーでプロ4人に勝ち、

2億円超のチップを獲得したという報道がなされていた。

単純に考えてみても、情報を蓄積しその解析をし続けることで

進化を無尽蔵に続けられる仕組みが、人間に勝つのは時間の問題である。

 

アマゾンドットコムが猛烈に商品ラインナップを増やし続けるにも関わらず、

商品ラインナップを投下するバイヤーの数が、

リアル店舗を運営する企業に比べて圧倒的に少ない理由は、

膨大なお客様の購買履歴データから、

適宜必要な発注量を明確に弾ける仕組みがあるからである。

 

インターネットが世の中に普及することによって、

情報を様々な人々、様々な機械、様々なシステムが共有するようになった。

このことで、それを解析することで、近未来の行動を予測できるようになった。

 

ある人間が、次にどんな検索を行い、それによってどんな消費行動を

もたらすかを予測することによって、広告を表示させているのは、

人工知能と呼ばれるかどうかわからないが、人手以外の仕組みによるものである。

 

アップルのiPhoneに搭載されているSiriという仕組みも、

インターネットを活用することで、ユーザーが呼びかけを行う

問いかけに対して無数の情報を解析して答えを行なっている。

 

その回答は、毎日世界中で、

ものすごい数のユーザーが行うやり取りを踏まえ、

日々進化し続け、より的確なものであるべく自動で更新されている。

 

 

情報に関する限りにおいて、すでに人間が機械とかそれを司る

システムに勝てるはずがないのが、2017年の今の現実である。

 

それを理解した上で、いかに情報をシステムに頼りながら、

日々の生活を営んで行こうとするのか考えることが、

これからの時代を生きていく上で必要不可欠なスキルである。

 

そうであるならば、何かを記憶するだけの勉強が無意味なのは自明である。

色々な情報を組み合わせて、自分なりの楽しみ方(オリジナリティ)を

他者に伝えることができる人が、

社会から仕事を得られるのが、これからの世界である。

 

その意味で、労働者としてやるべきことは、

まずこれまでの概念を一旦脇に置いて、

世の中が向かっている大枠を掴むことではないだろうか。

 

何故、Facebookが、Googleが、Amazonが、Microsoftが

時価総額を増やし続ける一方で、

日本の伝統的IT企業がそのレベルで時価総額を増やすことができないのか。

 

それは、ゲームを変える仕組みを、

自ら作り出そうとしないからに他ならない。

 

であるならば、ロボット技術など特定の分野で、

日本企業でありながらGoogleなどに買収された企業は、

自らで新しい仕組みを作り出しているに違いないと考えることができる。

 

その感覚を他人の解釈ではなく、

自分自身の問題意識でピンとくる人は、

AIなりIoTなりが全盛になってきても、

どんな企業が伸びて、どんな企業が廃れるのか、

目利きができ、自分自身の仕事を取捨選択できるようになるはずだ。

 

さて、以下の本を読んでワクワクした感動を元に、

上のように雑感を綴ってみたが、私自身まだまだ、

今後の日本における注目企業を見出せるまで知識が達していない。

もう少し、STEMについて体型的に勉強しなくては。

JUGEMテーマ:ビジネス

評価:
ジェリー・カプラン
三省堂
¥ 2,700
(2016-08-11)
コメント:今後の世の中がどう展開していくのか、経営・政治・教育など様々な点から具体的な事例を踏まえながら解説された一冊。読んでいて全く損しない内容。特にこれから仕事を始める人に読んでほしい。

読書 | 23:42 | comments(2) | - | - | - |

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.