黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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「山田方谷 雑感」樋口公啓氏 平成24年度孔子祭記念講演

本日、4月22日湯島聖堂にて、孔子祭の記念事業として、

公益財団法人斯文会主催の記念講演会が開催されました。

講師は、山田方谷研究者で、元東京海上火災保険(株)社長の樋口公啓氏でした。

講演内容は、以下の通りです。

1.山田方谷とは

2.藩政改革

3.思想の遍歴

4.方谷の臨終

5.河井継之助の臨終

6.西郷隆盛の場合

7.乃木希典の場合

8.方谷の死生観


聴講者の大半が、斯文会の会員でいらっしゃることもあり、

山田方谷については一定の知識をお持ちだろうという前提のもと、

山田方谷氏の生涯についての解説の後に、

彼の思想、朱子学、陽明学、仏教、道教等々について時系列に解説されました。

そして、仏式で行われた葬儀について、枕元におかれた

元藩主からの賜り物と、王陽明全集について触れられました。


続いて、陽明学徒とされる、河井継之助、西郷隆盛、乃木希典、

そして、三島由紀夫についてもその最期と陽明学について、

解説を行っていただきました。


その流れにひきつづき、山田方谷の最期について、

彼の十字架の一つである、

彼が対新政府行為についての責任を熊田恰取らせた事にふれ、

前述の4者との差異を含めて解説されました。


ここの講演内容については、樋口氏の著書

「山田方谷の思想と藩政改革」に詳しく解説されているので、

省略するとして、まとめとして、今、山田方谷が注目される

要因を触れられていました。


山田方谷は、その政治手法としては、王陽明が行った事を、

その自体に即して実践しただけかもしれないが、

その改革の本質を突き、義を追求し、自ら率先して

実践していったからこそ、彼は上杉鷹山が行った改革を

上回る、大きな改革を達成する事が、

できたのではないかとまとめていらっしゃいました。


また、今の時代、混迷の政治経済の時代環境の中で、

多くの経済人や社会的リーダー達が山田方谷に対して、

関心を持つ人々が増加している要因は、

現在の時代が彼のような人材を求めているからであると、

新聞社のインタビューに回答されていたとお話しされていました。


命もいらず、名もいらず、官位も金もいらぬ人は始末に困ります。

そういったとされる西郷隆盛の優れた人物の正反対をいくような、

現代の政治家が国を導いていく事は難しいと指摘されていました。


山田氏の指摘は、大変、耳に突き刺さるものがあり、

自らも、お天道様に恥じない行為をつらなくてはならないと、

考えさせられた非常に意義深い講演でありました。


陽明学徒であった有力者として、

華々しくも多くの人を巻き込む最期を遂げた、

河井、西郷、乃木、三島由紀夫と、

寿命を全うした、山田方谷との異なりという側面から、

様々な示唆をいただきました。


本日の講演をもとに、改めて樋口氏の指摘を再構築し、

自らの社会人生活およびセカンドライフの構想作成に

活用させていただきたいと考えています。

山田方谷氏の指摘は150年経っても有効な事がよいかどうかは

この際触れない事にして、非常に有意義なことだと思います。

だからこそ、多くの人々に知ってもらうためのお知恵を拝借できたら幸いです。


JUGEMテーマ:政治家

評価:
樋口 公啓
明徳出版社
¥ 3,150
(2011-02)
コメント:ビジョナリーカンパニーも引用されています。まったく歴史研究書としては異文化の一冊です。

山田方谷 | 22:53 | comments(0) | - | - | - |

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