黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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人間的魅力の研究 伊藤肇著 日経ビジネス人文庫 読了
前日読了の「現代の帝王学」の内容と重なる部分は多いですが、
より濃縮され、なおかつ伊藤さんの関心をもつエッセンスがより含まれ、
参考書などの表記も多いように感じました。

これから、人生を灯すロウソクとなるような書籍を探したいと考えている、
若いビジネスパーソンにはとっておきの本と言えるのかもしれません。

私は、中国の歴史書にはほとんど知識を持ち得ませんが、
満州国立建国大学に学んだ伊藤さんの文章は、
たくさんの中国の故事が登場し、そのわかりやすい解説からも、
思わず原典にあたってみたくなる魅力を得られます。

加えて、書に触れることの大切さも随所に触れられています。
そんな一つの例として、以下本文から引用します。
---------
もともと、一冊の本には毒がある。
それから悲しみがある。もし、そういった毒も悲しみも見落としてしまうような
読み方なら、はじめから読まぬほうがましだろう、
高橋和己自身、それを次のように説明している。
「強い反発を覚えながら、反発させるものが同時に魅力となって、
いつしか生涯の伴侶になるという関係が、生身の人間関係だけでなく、
人と書物との間にもあり得る。
いや、むしろ、反発させ、苛立たせ、叱責し、睨みすえるような
迫力を持たない書物は、一時、それに溺れることはあっても、
年輪のふくらみとともに意外に無縁なものとなってしまっていることが少なくない。
書物との関係も一方的なものではなく、やはり相互的なものではあるまいか。
そして、この強い愛情共存のうちに、
いつしか、『論語』が『私の古典』となっていった。」
---------

実に味わい深い文章です。
私も、やっと最近読書の楽しみを覚えつつありますが、
まだまだ数から質の転換に達し得ていない状態です。
しかしながら、同じ本でも読むタイミングによって、
趣がことなってくるのは、司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を三度読了し、
感じ得たところでもあります。

伊藤さんの文章は厳しい中にも温かさがある。だからこそ、
長い時間をかけても、多くの社会人の人々に愛されているように感じます。
JUGEMテーマ:ノンフィクション
評価:
伊藤 肇
日本経済新聞社
---
(2000-11-07)
コメント:社会人で何かしらの壁にぶつかった方には、とっておきのバイブルになると思います。

伊藤肇 | 11:05 | comments(0) | - | - | - |
現代の帝王学 伊藤肇著 プレジデント社 読了

まず、自らで選んだ本ではありません。

師から紹介されなければ手にすらしなかったタイトルのジャンルです。


所謂、成功本として手に取ろうとするならば、止めるべきです。

しかし、この書にはたくさんの箴言や世の名を残している人々の

エピソードが裏表から綴られております。

人間を知るに大変興味深い本であると痛感しました。


私は、本について書く場合、一つの内容を取り上げるのですが、

この本からは得るべきポイントが多すぎて絞り込めません。

帝王学として以下三つの章立てから書かれております。


第一章.原理原則を教えてもらう師をもつこと

第二章.直言してくれる側近をもつこと

第三章.よき幕賓をもつこと

この中でもかなりの割合を、師について書かれていますので、

その中から一つだけ紹介します。

以下、孔子と道元にみる教育の原理の項目から引用。

----------------

『随聞記』には、曖昧な表現は一つもない。常に断定である。

「主人いわく『霧の中を行けば、覚えざるに衣しめる』と。

よき人に近づけば、覚えざるによき人となるなり」とか

「君子の力、牛に勝れりといえども牛とあらそわず。

われ法を知れり、かれに勝れたりと思うとも、

論じて人を掠め難ずべからず。

もし、真実に学道の人ありて法を問わば、法を惜しむべからず。

ために開示すべし、しかれども、三度、問われて一度答うべし。

多言閑語することなかれ」

とか、どの章もビリッとわさびがきいていて、快刀乱麻を断つ鋭さである。

近ごろの学者が書くような「ああでもない」「こうも思われる」

というような、要するにどうでもいいような文章とは違って、

一言一句が肺腑を抉り、心懐に徹する。

さらに「・・・・・・また、身を惜しまずして

『百尺の竿頭に上りて、手足を放って一歩進めよ』というときは。

『命あってこそ仏道も学すべけれ』といいて、真実に知識に随順せさるなり。

よくよく思量すべきなり」

<師から「百尺の竿頭に上って手を放せ」といわれたときに

「命あってのものだねですよ。手を放したら落ちて死ぬじゃありませんか。

死んだら、仏道も何もないでしょう」といって師のいうところに随われない。

そういうところが仏法のわからないものだ>ときめつけている。

師はあやふやなことは一切いえない。弟子からきかれたら、

「これはこうだ」と明確に裁断しなくてはならない。

そのためには「決定」が必要となってくる。

仏法における原理原則を身につけ、一番最後のところで開き直ったものを

もっていなくてはならないのだ。

それがないと、この道元のような発言は絶対にできないのである。

----------------


上記は、原理原則を教えてる師についての文面ですが、

二十年以上にわたって多くの人々に読まれているこの著書は、

人間の行動について、原理原則について、数多くの事例に触れながら、

明確な解説がなされているので、トップを目指さない人間にとっても、

大変に有意義に読み進める事ができました。

そして、思わず感動に涙を流してしまう事もちらほらでした。


一冊の優れた書物に出会い、それを繰り返し読んでいける事は

幸せなことであるといった箴言が登場しますが、

まさにそういった一冊の書物であるように思います。

これからも、何らかの人生の転機で手に取ってみたいと思います。

きっとまた違った得るものを見いだせると思います。

JUGEMテーマ:ノンフィクション

評価:
伊藤 肇
プレジデント社
¥ 1,890
(1998-10)
コメント:長い間多くの人に読まれているだけの哲学深い一冊です。

伊藤肇 | 12:07 | comments(0) | - | - | - |

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