黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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通販サイト成長の方程式(売上0から1億まで)

約10年間、インターネット通信販売業に従事してきて垣間見てきた

EC事業成長の方程式を以下列記してみます。

なお、あくまでも通販サイト部分の成長を肝にしているので、

注文管理、配送、顧客対応については別にして考えてください。

 

 

ー通販サイト売り上げを0円から1億円に伸ばす10の段階ー

 

1.3年は売れると思える商品を供給する仕入先を確保する。

(メーカー展開のECの場合、社内で3年間の事業継続意思を固める)

 

2.客観的に事業の方向性をジャッジしてくれる協力者を得る。

 

3.5年後の事業拡大を見越しECサイトをオープンさせる。

 

4.先ずは自社サイトにて、単一商品に絞り、アクセス・売り上げを作り出す。

 

5.次に、同ジャンル商品の売り上げを拡大させるための施策を進める。

 

6.別ジャンル商品の取り扱いを増やし、サイト全体を整備していく。

 

7.モールやアプリなど別媒体での出店及び、リスティング広告などで認知度を増やす。

 

8.類似事業者との比較で、配送コスト・顧客サービス・納期いずれかの優位性を高める。

 

9.ショップブログ、定期パンフなど、読み物を通販サイトとは別に発行する。

 

10.通販サイトのお客様ニーズを元に、オリジナル商品展開を開始する。

 

 

上記の流れが完成しているならば、その後の売り上げ拡大は、

見込めていけるでしょう。

もちろん、この10段階を簡単にできるとは思っていませんし、

順番が前後することも十分に考えられます。

 

しかし、売り上げが持続的に拡大しているECサイトを垣間見ると、

自らが作ったセオリーに従って、順々にやるべきことをこなしている、

そのような雰囲気を感じています。

 

私自身、通販サイト運営会社にて、約8年間で述べ3万件以上の

お客様対応を行った経験を踏まえると、

自社サイト全体がどこに向かっていくのかを理解している社員は、

お客様への対応もスムーズになります。

 

どの業界に限らず、通販サイトの経営は、Amazonの売り上げ拡大に伴い、

その厳しさを増していくことは自明です。

しかし、Amazonにはお客様個別に対応できるスタッフを抱えていません。

 

だからこそ、それを強みにしていかなければ、

国内のECサイトは持続的に売り上げを伸ばしていくことはできません。

 

いかに効率的でありながら、個別に対応できる柔軟性を持ち合わせるか、

それが今後の国内ECサイトを運営していく鍵になっていきます。

 

私自身、2017年から自社運営のECサイトをスタートさせる予定です。

上記のセオリーがどこまで通用するのか、自らで試していきます。

もちろん、成功させることを当然の責務として。

富士山

JUGEMテーマ:ビジネス

経済 | 09:33 | comments(0) | - | - | - |
ビジネスに最も必要な要素は継続性。

熊野筆

このブログで約3か月前に筆屋さんが会社にやってきたことを綴った。

それからきちんと間隔を開けられて、

再び広島ナンバーのマツダボンゴがやってきた。

やはりビシッとノリが効いたワイシャツをまとったセールスマンが再訪された。

会社では消耗頻度が高い方だけの注文になってしまったので、

前回よりも少ない筆の購入数だったけれども、

こうして定期的に足を運んでいるからこそ、

継続してビジネスが成り立っているのだと感じた朝の出来事だった。

 

様々なお仕事が日夜生まれては消えているのだろう。

それはともかくとして、物を売って買って、サービスを提供して購入して、

たった一度の取引で、お互いに満足を得ることは実は困難なことではないだろうか。

 

企業対企業取引における売り手の立場になって考えてみると、

初めての取引に際しては、取引条件をまとめたり、

商品やサービスの仕様詳細を詰めたりと、

既製品を売るにあたっても細かい調整を行ったのちに、

初めて代金回収まで至る。

その手間を含めると、相当にシステマチックな取引以外では、

最初から商品やサービスの対価だけで利益を得るのは困難だろう。

 

また企業対消費者取引における買い手の立場になって考えてみると、

初めて訪問したお店で自分にとってお気に入りの商品に出会い、

その商品が考えていたよりもお値ごろであることは、

結構難しい状況であり、多くの消費者は良いお店・良い商品に出会うまでに、

多くのお店を訪れ、商品を購入した結果を踏まえてから、

一つの購入機会を成功させるプロセスをマスターできるようになっている。

 

例えば、Amazonで一つの商品を買うようになったお客さんは、

品揃え、販売価格、商品購入のプロセス、支払い方法、

到着までの時間、配送状況、商品購入ごのアフターフォローなどを

トータルに判断し、何度も繰り返し利用するようになっているにいる。

全ての判断は一瞬だとしても、多くの過程を踏まえていることは間違いない。

 

インターネットによるビジネスが進展する中で、

一瞬にして商品やサービスの提供が可能になった

と考えるビジネスパーソンは多いだろう。

しかしながら、きちんと利益を出している会社の大半は、

何度も何度も繰り返し買っていただけるお客様の満足を最大にすることを

目的にその仕組みを考えて、一つ一つのサービスを提供している。

 

たった一人の移動筆屋さんの動きをしっかりと考えるだけで、

ビジネスの本質とは何かを想像することができる。

 

そこにはもちろん前提知識は必要かもしれないけれど、

ビジネス本を読んで学んだ机上の知識よりも、はるかにすぐに使える姿がそこにはある。

 

仕事を創り出すのは簡単な作業ではない。

しかしながら、一つ一つの誰でもできるような作業をやっていたとしても、

それを長い時間継続することができるならば、

もしかしたら新しいビジネスが生まれるかもしれない。

 

私は、常に可能性を見出したいと強く思っている。

それは私が、たった一ヶ月だったけれど、

全く縁もゆかりもない北海道の地で、航空写真販売という全く知識もない

訪問販売業を体験したからだ。

 

どんな仕事であっても、その仕事を理解してくれるための努力をして、

それが必要な人を探すことが必要なのだ。

セールスマンの基本的な要件は、

仕事を続ける意識を持つことだと私は捉えている。

何故ならば、すぐに売り手責任を放棄する人から買いたい人は少ないからだ。

 

売れない商品を売る努力をして初めて、

売るためにはどんな作業が必要なのかを理解出来る。

また、人々がいかに商品を無意識に選択しているのかを感じることができる。

 

当たり前のように存在している仕事はすべてみんな、

始めた人もしくは受け継いだ人が、売れる努力をして今日存在しているに過ぎない。

そのことを思い描くことができる人だけが、新しい仕事を創り出せるのではないだろうか。

JUGEMテーマ:経済全般

経済 | 20:42 | comments(0) | - | - | - |
職場の同僚と呑んでいますか?もしくはご飯をご一緒してますか?

昨夜は、職場の先輩と二人でお酒を酌み交わしておりました。

今の会社に勤めて3ヶ月、もっと早く意見交換するべきでしたが、

私が思うにベストなタイミングをチョイスして居酒屋に向かいました。

 

先輩は入社時期がわずか先であることは置いておいて、

20年以上の人生経験が豊富であり、土地のことは非常に詳しいわけで、

職場で今置かれている状況が、決して本人のポテンシャルを

全面に汲んだものではないはずだと大口を叩いてしまいました。

 

俺よりも遅く入ったお前が言うなと批判されてもおかしくないところですが、

先輩は迎えにいらした奥さんに何度も「今日はいい酒だった」と零されていました。

なんと、お代まで払っていただいたにも関わらず・・・・。

 

私は、社会人デビューした広島時代、職場の先輩に週に3回近く

夜ご飯を食べに行こうという名目で、ビールをご一緒させていただきました。

もちろん仕事の愚痴もその場で出てくるのですが、

具体的な仕事に対するアドバイスもたくさんいただきました。

 

そして、その積み重ねによって自分自身への信頼をいただき、

先輩のお仕事に同行させていただきながら、

どうやってお客様の心を掴んでいくのかを実地で学ばさせていただきました。

 

先輩にとっても後輩を連れ出すのは、決して楽なことではなかったと思いますが、

後年、先輩にあの時期はこれまでの仕事人生で一番楽しかったと、

最大級の賛辞をいただきました。

 

そう考えると、今の職場では仕事を共にする仲間が皆一緒に、

プライベートで出かけることはそんなに多くありません。

 

もちろん、仕事は仕事、私生活は別だという考え方もあります。

けれども、ある人の強みとか弱みとか、仕事という緊張感のない場所でこそ、

明らかになる要素もあるのではないでしょうか。

それを理解した上で、仕事に一緒に取り組めば、チーム全体の効率は上がるはずです。

 

少し古いプレジデントオンラインでの記事ですが、

稲盛和夫氏が創業された京セラでは、社内コンパを推進しているという内容がありました。

http://president.jp/articles/-/14817

あれだけの規模の大企業ですら、日本的な繋がりが大切だと世界中の社員を集めて、

定期的に飲みニケーションを行っているのです。

 

中小零細企業になればなるほど、

一人一人の仕事に対する会社全体への影響力は大きくなります。

 

様々なミスで仕事に対する落ち込みをなくしている時に励ます機会、

逆にプライベートで良いことがあった時に喜びを分かち合う機会、

仕事がなかなか進まないので辛いからこそ、社員の奮起を誓う機会、

飲み会の効能は、その時その時で異なりますが、

参加メンバーの喜怒哀楽を共有する時間であるはずです。

 

私は今の職場でも、過去の職場でも、社長とお酒を飲みながら、

たくさんの昔話を聞きました。

仕事がうまくいかなかった時どんなことを考えていたのか。

今ここに至るまでに誰が助けてくれたのか。

日頃は飄々としている姿に見える社長も、いろいろな苦労の末に今がある、

そんな当たり前の事実をわかった時、髪の毛が・・・・・・(以下自粛)

 

中小企業においては、社長の考え方が会社の考え方に近くなるのは当然です。

だからこそ、目先の仕事への指示を一旦脇に置いても、

社長の考え方を社員に伝える機会は本当に重要です。

 

また、もしも社長への考え方を理解出来るベテラン社員さんがいるならば、

その人を伝導者にして社員に伝えていくのも有効でしょう。

 

フィロソフィーとかクレドとかそんな用語を使わずとも、

長い時間続いている企業は必ず取り組んでいるはずです。

仕事の場面以外に、社員全体がまとまるためのきっかけ作りを。

 

会社はどこを目指していくのか、そして一人一人の社員はどんな強み弱みがあるのか。

これをじっくり話し合うにより良い機会は飲み会の席ではないでしょうか。

別にアルコールは必須ではありません。

 

宴席で誰が皆のことに気を配っているのか、誰が良く食べるのか、

頼むものにコスパを考えるのは誰なのか。

そこからつかみ取れる情報は本当に無限大です。

 

給料がどんどん上がっていく社会が右肩上がりの高度成長期ですら、

中小企業では一杯やっていくかと赤提灯に集っていたわけです。

 

今では、給与という人参で釣れなくなっているこのご時世です。

職場のモチベーションを上げるために、まずはチームメンバーの

言いたいことを共有出来る場所作りとして、飲みに行くことの意義を考えてみませんか?

 

居酒屋シルクロード

 

もちろん、この文章は特定の人に向けているわけではありませんが、

社長とか部長とか課長とかチームリーダーとか、

組織を率いている方向けに書いたつもりです。

JUGEMテーマ:モチベーション

JUGEMテーマ:人間関係

 

経済 | 07:45 | comments(2) | - | - | - |
田舎の中小企業にいま必要な人材は、単純な仕事を掛け合わせるアレンジャー。

アレンジャーという言葉をイメージできない方に解説しておくと、

元の素材を引き出して、それをよりよく活用できるように仕立て直す人、

私はそんな意味でこの言葉をイメージしている。

 

もっとも使用頻度が高い意味は、音楽の編曲家である。

作曲家のメロディーに伴奏をつける人のことを言うそうである。

その他金融の世界では、証券化の際に斡旋人となる証券会社または、

協調融資をする場合の取りまとめ金融機関の事を言うようだ。

 

私は、長崎に居を移してから、それまでおよそ10年ほど携わった

インターネット通信販売に関わる企業様からの相談を、

長崎・佐賀・福岡の企業担当者さんから頂いた。

現状ではなかなかネット通販の売り上げが立たないが、

どうしたら成長軌道に乗せていけるだろうかという内容である。

 

私は、いずれも各企業さんの置かれている環境を整理することから、

会話を始めたが、その視点は新鮮だったようで、各担当者さんからは、

最初の感触としては悪くない反応を頂戴した。

 

それまで話を聞いたコンサルタント及び通販サイト関係者は、

一般論としてのアドバイスはしてくれるが、自社のこれまでに即した、

今後の方向性については明確な返答をくれなかったとの事だった。

 

地方の中小企業の多くは、何かしら新しい取り組みを行うにあたっては、

同じ地域に拠点を置く同業者にアドバイスを求めるほか、

具体的な仕事内容の相談を行うことができる相手は極めて少ない。

 

都市部で流行っている新しいサービスを展開しようと考えても、

都市で実績ある専門家にコンサルを依頼すると、大きな費用負担が生じる。

 

かなり業績好調な企業はともかくとして、これから伸び悩む既存事業を

転換しようと考える企業にとって、相談相手は皆無である。

なぜならば、そのような企業は銀行すら相手にしてくれないのが実態だから。

 

地方経済は、労働者数からだけ考えても、かなりのウェートを中小企業に拠っている。

地方の中小企業が新しいことに果敢にチャレンジし、

売り上げを増やし、労働者を増やしていかない限り、経済は発展しない。

 

そんな地方の中小企業にもっとも不足しているのは、具体的に自社の企業の

弱み強みを分析し、これから芽がでる可能性を導いてくれる存在である。

 

私は、現在陶磁器製造業にてアルバイトとして働いているが、

インターネット通販サイトという側面で多少なりとも

中小企業の方にお役に立てるノウハウを持っている。

 

同じように、都市部で長らく働いていらっしゃって、

地方に移住された方の中には、それまでのキャリア以外の分野で働きつつも、

長年携わったお仕事のキャリアを有効活用できる人も多いのではないだろうか。

 

そんな眠っているキャリアを持った人材こそ、

変化を求めつつも、なかなか現状打破ができずに困っている

地方企業さんに生かす仕組み作りが求められているのではないか。

 

だからこそ、まずはこの企業にはこれが強み・これが弱みという分析を行い、

不足している部分に必要な人材をマッチングさせる

アレンジャーが一番不可欠な存在である。

 

アレンジャーが見つかれば、自社が目指す方向性がはっきりするし、

誰に助けを求めて良いのか、どうやって変革を行っていけば良いのか、

羅針盤が明らかになってくる。

 

地方の元気は、中小企業の盛り上がりから。

当たり前の事実であるが、それを動かしていくのは、

アレンジャーであることに気がついた私は、

力はないなりに、アレンジャーとしてのスキルを磨いていきたい。

タブレット

現代の人は知らないだろうが、昔単線の鉄道ではこのタブレットが活躍した。

行き違いでの衝突を避けるためにこの通票を利用して一区間には一つの列車しか

走れないように制御を行っていた。

つまり、タブレットがあることで単線であれ衝突を避けて安全運行を行うことができたのだ。

過去小さな鉄道路線は、大きな信号装置を使わずとも、安全運行する仕組みがあった。

 

JUGEMテーマ:田舎暮らし

経済 | 20:42 | comments(2) | - | - | - |
まだまだ就活中の大学生の皆さん、諦めなければ必ず希望の仕事につける!

先日、九州から東京に向かった。

行きの飛行機の中でも、山手線内でも、帰りの飛行機でもリクルートスーツの

女子学生をちらほら見かけた。(男子大学生を見なかったのは気のせいか?)

 

大学4年生に相談を受けるほどの知人はいないので、ネットニュースによれば、

多くの大手企業はすでに内定を出しているようなので、現在活動中な学生さんは、

少数派と言えるのかもしれない。確かに言われてみると、ちょっと焦りが見えなくもない。

 

かくいう私が就職活動を行ったのは、今から14年ほど前とかなり昔のことなので、

現在の大学卒業者の就職活動体験と乖離している事実もあるだろうが、

社会人の一応先輩として、一言だけアドバイスをさせていただきたい。

 

就職活動は諦めなければ、必ず就きたい仕事に出会い、そこで働くことができる。

ただし、それは大学卒業前ではないかも、希望する会社ではないかもしれない。

その点だけは念頭に置いて、最後の最後まで就職活動を諦めないでほしい。

 

私は地方の公立大学にて経済学部に通う、就活市場では割と平凡な学生であった。

特別な資格があるわけでもなく、他者に秀でてコミュニケーション能力が高いわけでもない。

もちろん大学名は企業にとっても聞きなれないものだし、スペックは低い。

 

そんな私、これといった志望企業があるわけでも、

行きたい業種が決まっているわけでもなく、社会勉強を兼ねて就活に取り組んだ。

エントリーシートは100に達する勢いで作成したような気がする。

セミナーへの参加も東京などに頻繁に出向き、大学三年のバイト代はほとんど交通費に消えた。

 

私の時期は今よりも募集期間が長かったこともあるが、

大学三年の夏頃から活動を始めて、四年の6月に内定を得るまで、一社も決まらなかった。

けれども、社会勉強がある意味目的であったので、投げ出すことはしなかった。

むしろ、最後の方は選考が進む状況すら楽しんでいたような記憶がある。

 

エントリーシートを提出してもめぼしい返信がない。

セミナーに行ったり、選考が進んで面接になると、他の学生に引け目を感じる。

会社をたくさん受験していると、知らず知らずに企業レベルが下がっている気がする。

 

そんな今現在の大学四年生が経験するようなことを私も経験した。

けれども、会社をたくさん受けるうちに、自分に向いている仕事、

そして向いているだろう企業風土がなんとなく理解できるようになった。

 

私は、幼い頃からコンピューターに興味があり、

企業の中に営業に入っていくことに物怖じせず提案できるかもしれない。

そんな漠然とした自信が生まれてきたからこそ、富士通系のシステムインテグレータに

内定をいただくことができたのだろう。

 

最終面接の時には、富士通のパソコンが世の中を広げてくれたエピソードを熱く語った。

(採用後配属された支店にて、そのパソコンを日本一販売した営業マンに出会った!)

そんなエピソードを会話できる雰囲気に、面接担当者は社風に合うと判断したのだろう。

 

私は何度か転職を行ってきたが、面接でうまくいく時は大抵雑談である。

何がしたいとか、何ができるとか、そんなことは形上のことだけで、

面接担当者は、基本的に志願者の人となりから、会社に合うかどうかを判断基準にする。

 

だからこそ、どんなに就活を頑張ったところで、相思相愛の会社に出会わなければ、

内定を得ることはできないし、逆にすぐに出会えた人はあっけなく内定を得ている。

つまり、結局のところ就職活動は運に左右されるものなのだ。

 

だからこそ、まだまだ内定を勝ち取ることができていない人も焦らずに、

目先の志願先に一生懸命に向き合ってほしい。そしてその時に、自分にとって、

その会社で何をしたいのだろうかとしっかり考えていただきたい。

 

正直な話、大学卒業というタイムリミットが存在するので、

いつまでも就活をするわけもいかず、どこかで妥協すべきだろう。

しかしながら、きちんと就職したい会社なり仕事が存在するならば、

一旦就職してからも、決してあきらめずに、自分なりに活動を継続すれば良い。

 

客室乗務員、アナウンサー、パイロット、などなど大学卒業と同時ではなくとも、

違う道からその花形の仕事に進んだ人も多数存在する。

そんな狭き門以上に、一般的な事務職であれば転職コースも窓口は多岐にわたる。

 

自分のことを調べて、志願する会社のことを調べて、

具体的にどんな仕事をやりたいのか、どんな仕事がその会社できるのか、

それを明確に語ることができる人は、就職活動で失敗することはない。

 

その両方ができていないからこそ、現時点で内定を勝ち得ていないのである。

であれば、今からでも遅くない。迷ったら親なり今までに出会った先生なり、

あなたのことをよく知っている人に相談してほしい。

「私に向いていそうな仕事って何ですか?」と。

 

ここに必ず、就活を成功で終わらせるヒントが眠っているはずだ。

しかし、それを聞いたのであれば、今までの活動のことは一切忘れて、

「向いている仕事ができるあなたが居心地の良さそうな会社」を全力で探してほしい。

 

時間は少なくてもまだまだ残されている。

実りある夏が終わってしまう前に、ぜひ小学校時代の友達でもいいので、

あなたのことを質問してほしい。そこにきっと新しい希望の種があるはずだから。

トイレの標語

JUGEMテーマ:就職活動

経済 | 20:47 | comments(2) | - | - | - |
社長業は気遣い業

『社長業は気遣い業』

このフレーズはある時、会社のボスが私に告げてくれた言葉です。

 

本日、私が長崎から東京に嫁さんに会いに向かうことを伝えると、

会社の代表的な食器を二セット丁寧に包装して紙袋に入れて渡してもらいました。

その直後、外回りに出かけている社員の戻りがいつもより遅いことを気にして、

トラブル発生を心配していた社長の姿も冒頭の言葉を思い起させるに十分でした。

 

日本では、少子高齢化が進み、グローバルな商品流通が盛んであり、

経済環境も右肩上がりの状況を取り戻すことは困難な状況です。

労働環境は簡単には改善されず、税金や年金など社会福祉に関わる控除も多いため、

どんなに生産性を高めたところで、労働者の懐具合が豊かになるには限度があります。

 

そんなタイミングにおいて、企業経営を行っていくことは大変に難しく、

非常に骨の折れる作業であることは、私が勤めさせていただいた

企業のトップの頭の薄さ・白髪の多さを見ても一目瞭然です。

(ご本人には失礼極まりないことですが、悪意は決してありません)

 

どうしてそんな貧乏くじを引いているのですかと、

本人に直接確かめているわけではないけれど、

一人の労働者として社長の姿を垣間見るに、

私はきっとこんなことがモチベーションなのではないかと思っています。

 

0.自分自身や家族を食べさせるという義務感

1.仕事をする仲間が変化していく様子(社員・取引先等々)

2.お客様が自社の商品・サービスに満足していただく様子

3.自らがやりたいことを自分の責任でやっていくという達成感

4.自らの限界を超えて行こうとする将来への希望

 

私は、自らで会社経営をしたことがないので、

資金繰りに関わる苦労や、社員を率いるにあたっての苦労、

数多くの取引先からの期待に対して応えようとする責任感などを、

身をもって体験したことはありません。

 

しかしながら、1年間365日、24時間自社のことをいつ何時も考えることを

止められない経営者の姿を目の当たりにした経験からすれば、

本当に大変な仕事であることは、筆舌に尽くすことはできません。

 

過去にお世話になったボスに付き添って、朝方まで酒を煽ったことは何度もあります。

今のボスにお世話になって日は浅いけれども、飲みながらこれまでに、

どんな苦労を経験して今の会社が存在しているのか”レクチャー”を受けたこともあります。

 

こうして誰かに苦悩を漏らすことは本当に稀で、経営者の大半は、

人に言えない悩みを自らの心に秘めながら、

日々の仕事に取り組んでいるのが実態だと思います。

 

数多くの経営者が経営に行き詰まった結果、自らの命を落とした数は、

日本で資本主義が勃興してどの程度に及ぶのか、考えただけで末恐ろしいです。

おそらく相当数に及ぶのではないのでしょうか。

また、経営者ではなくても職場を統括するリーダーも、

上司との軋轢に苛まれ精神を病んだ数を積み重ねれば、

日本の医療費にインパクトを与えるほどになるでしょう。

 

そんな現状をある意味で悪化させているのが、

第三次産業化の進展です。

第一次産業と第二次産業は、一定のクオリティでに何かを生産していれば経済が周り、

自社に利益がもたらせる環境を作ることができました。

 

しかし、第三次産業、つまりサービス業の割合が増え、

第一次産業・第二次産業に属していた会社もサービスの業務比率が増えるに従って、

お客様自身に気遣いを求められる機会が増えています。

 

会社の中でも、会社の外に置いても、社長が全てのことを気遣いして、

社員が一切気遣いを行うことができない会社であれば、

社長の気遣い能力が会社の限界を直接決めてしまいます。

気遣いができる社長がいる会社は発展し、限界に達したら成長は止まります。

 

社会構造は日々変化していて、

社長が全てを受け止めて気遣いをやり続けるのも限界があるし、

内向きの気遣いを減らしていくことができれば、

社長が外向きに気遣いを行う結果、会社の発展に時間を割くことができるようになります。

 

社員一人ひとりがちょっとでも周囲のことを気遣いできるような会社は、

結果として、みんなが苦労しなくても仕事の成果を出すように変化します。

 

これをおそらくトヨタ用語であるがこう一言で表されています。

『次工程はお客様』

つまり、自分自身がやった仕事の次にどんな結果が起きるのかを

想像して、仕事に取り組もうという姿勢のことです。

 

私は今の会社にお世話になってまだまだ二ヶ月、

一切会社にとって貢献できているどこか、足を引っ張ってばかりです。

 

だからこそ、日々一つ一つの仕事に、どんな後工程が待っているのか、

ちょっとばかりの気遣いを、社長に学びながら仕事に取り組みます。

周りの人が仕事をやりやすい環境は、

自分自身にとっても仕事がやりやすい環境であるのは紛れもない事実なのですから。

 

写真は一真窯の特徴である彫りが施された急須です。

社長はことあるごとに指導してくれます。

「焼き物を女性と見立て繊細に扱うようにと」

ここに気遣いの要が存在しているように思います。

一真窯急須

JUGEMテーマ:モチベーション

経済 | 18:39 | comments(2) | - | - | - |
仕事が出来ない人よりも、適切に仕事を振らない人が圧倒的に多い。
評価:
奥島 透
ダイヤモンド・ビッグ社
¥ 1,620
(2016-04-08)
コメント:組織を変えるのはリーダーに他ならないという現実を見せつけてくれた一冊。航空ファンの私ですが、さらに天草エアラインに乗りにいなくちゃと背中を押されました。

私は、生まれてから今日までいろんな仕事を経験してきた。
新聞配達、ホテルのウェイター、テキ屋、
新聞制作部アシスタント、企業向けシステム提案営業、
コンビニバイト、航空写真営業、ネット広告代理業、
ネット通販業、陶磁器製造業、
アルバイトを含めて携わった会社の数は、そこそこの数になる。

様々な同僚と出会ったけれども、上司から仕事が出来ないと烙印を押される社員は沢山存在した。
(もちろん私自身が烙印を押されたことも数知れず)

けれども、冷静になってその方々の仕事ぶりを考えてみると、

仕事を任された人よりも、任せた人に責任があるのではないかと感じたことが2度や3度ではない。

仕事をやるベースや、得意不得意は、もちろん人間の数だけ種類がある訳で、

常に仕事を依頼する人の期待量を合致するとは限らない。

『はあ、この人仕事が出来ない、どうやったら仕事をもっとやって貰えるようになるのかなあ』

と悩んでいる人は多々存在するのではないだろうか。

特に、課長などの中間管理職や、

ポストを持たないまでも一番の平社員を束ねて指示を出す役割に就いているリーダークラスの人から、

そんな嘆きが聞こえてきそうである。

残念ながら、そんな嘆きを行っている人の大半は、仕事が出来ない人に問題があり、

指示を出した自らには責任があるとは感じていないのが現実ではなかろうか。

年齢や身体能力、他者に対する気の遣い方、持病有無や家庭環境などによって、

自らの望む仕事と実際にやっている仕事が乖離してしまう方も沢山いらっしゃるはずだ。

そのような個々の特性を無視して、仕事が出来る側に立って、

『仕事が出来ない人』というレッテルを張る人は、

自分自身に『仕事を振れない人』というレッテルが付いてしまっている。

私自身が、仕事が出来ないと思った人にイライラした経験は数知れないのだけれども、
よくよく考えてみれば、どんな人にも出来ない仕事が存在するはずで、

それを見極められなかったことが間違いだと最近気がつくようになった。

『この人仕事が出来ない』そんな気持ちが同僚に対して浮かんだら、

どうして仕事が出来ないのだろうかと少し角度を変えてみる。
日常にやっている仕事ぶりを改めて観察し、

得意な仕事を探してみる。イキイキとしている瞬間を探す。
逆に、ミスが起きたり、苦慮しているような仕事をピックアップしてみる。
そうやって、日常の仕事ぶりを少しずつ棚卸ししていけば、

どんな特性がその人に備わっているのかを理解できるようになる。

身体の動きが悪い、空気を読むのが得意ではない、

他者の複数の指示に優先順位が付けられない、などの不得手を裏返すと、
マイペースで対ストレス耐性があり、はっきり1つずつ指示を受けて、

着実にじっくりとした仕事をこなせる人なのかもしれない。

働きたい人が世の中に溢れ、給与など待遇を気にしないで働き、

仕事自体がありふれていた時代は、もはや日本にはやってこない。

そうであるならば、他者に対して『仕事が出来ない』ことを理由に歪みを作ってしまうよりも、
どうしたら職場全体の仕事が進むかを考えて、

仕事が出来ない人々の仕事自体をチェンジしていくことの方が

よっぽど楽しい時間を送れるのではなかろうか。

我々日本人の民間企業経営者の大半は、右肩上がりの高度経済成長時代を意識しずきて、
どれだけ一生懸命に効率を上げるかに血眼になってきたところがある。
しかし、その結果として一生懸命にやったことで、

なかなか現実が変化していないという事実を振り返ってみてはどうだろうか。

例えば、知的な障害者採用に積極的な日本理化学工業は、

効率性とは違う側面で社会への存在価値を高めつつ、きちんと利益も上げている。
http://toyokeizai.net/articles/-/85974
トヨタの豊田章男社長も学んだと言われる伊那食品工業の塚越会長が明言しているのは、

「社員ひとりひとりの幸せの総和こそ、企業価値である」考え方であり、

会社が永続することを経営の目的に据えている。
https://www.kantenpp.co.jp/corpinfo/speech/index.html

これらの会社が、特異なものと切り捨ててしまうことは簡単だけど、
チョークや寒天など正直、全く時代遅れと言える製品を世に出していても、
沢山のやる気ある社員さんに支えられて会社が成り立っているという事実は、
もっと多くの企業人に一考の余地を与えられて然るべきではなかろうか。

私は仕事が出来ないと自分で感じたタイミングで、

多くの経営に携わる人々の本を手に取ってきた。
もちろん何らかの形で成功を収められた方の書籍である。

これらの人々に共通しているのは、

出来ないことよりも出来ることを必死で探していらっしゃるということに他ならない。

人生は有限であり、企業は競争を避けられないのに、社会を簡単に変化させることは出来ない。
それならば自らが、そして自らの組織自体を変化させれば良いと

180度転換されたリーダーが率いる組織は必ず何らかの成果を上げている。

逆に隆盛を極めていても、自らが変わらない経営者が率いた組織は、

どんどん社員さん全体が意欲を減らし、衰退していくことを余儀なくされる。

これは一企業に限られず、1つの自治体であれ、国家であっても同じことが言える。
オバマ大統領が、『Change』といって支持を集めたことを引き合いに出すまでもなく、

変わらない存在は死を免れないのが自然の摂理なのだ。

今日は、身近な人々の影響により、自分自身は何か変化出来ただろうか。
1日の終わりにそう振り返ることが出来る仕事人、そして地域人でありたいと私は考えている。
少しでも良い方向に変わっていける1人の人間になれるように。

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経済 | 06:22 | comments(3) | - | - | - |
【本日の気づき】世の中には沢山の目立たない仕事がある
今朝職場に、広島ナンバーのマツダボンゴがやってきました。
運転手は、仕立ての良いスーツに身を包んだ初老のセールスマン。
車の後ろに箱に分けられ積まれているのは沢山の筆、筆、筆。

写真のように、沢山の筆を商売道具として使っていらっしゃる絵付け部の同僚の方が、
思い思いに交換が必要な筆を選んでいらっしゃいました。

筆はずっと使っていると、毛が抜けてしまいますので、交換が必要なことは理解できますが、
こうやって行商にて販売されているとは存じませんでした。

世の中には、私がこれまでに出会ったことのなかった、
いろいろなお仕事が存在するものですね。

広島県といえば、世界でも著名な筆ブランド、
白鴎堂の本社所在地である熊野という著名な筆の産地が存在しています。
その筆の本場から、陶磁器生産地に筆を運んで下さる方がいるからこそ、
素敵な食器がデザインされているのです。

こうしたちょっとしたきっかけですが、沢山の地場産業が連なって、
1つの商品が生み出されるんだろうなあと改めて感じました。

ところで、東京の地場産業って何だと思いますか?
挙げだすとキリがないほど存在するはずですが、その1つは出版業です。
(地場産業という定義は、
ここでは他の地域に比べて産業を担う会社や人員が一定地域に集中している産業とします)

出版社の約8割は東京に本社があります。
http://www.1book.co.jp/001198.html
フィクション、ノンフィクションに関わらず、著者名が書かれている本は、
その人1人で本になる文章を書かれている雰囲気がありますが、
本が1人で出来上がることは皆無であり、沢山人々の貢献により世に出ています。

私は、東京都千代田区のお茶の水にある渡部商店というバーで、
たまたま出版業に関わる方と沢山出会ったので、
本が出来上がるまでに、様々な取材活動を重ね、編集作業を経て、
本になってからはPRされている雰囲気を垣間見てきました。

ただ、本を手にして読んでいる1人の読者として本を触れていた時には、
到底感じ得ななかったほど、泥臭い作業の成果、
1つの書籍が仕立てられているのだなあと感慨深くなったこともありました。

大学に入り、就職活動をして、1つの会社に就職して、
ずっとその会社に勤め続け、65歳を迎える人なんて、
これからの有権者である18歳になる世代にとっては、かなりの少数派になるでしょう。

だからこそ、世の中仕事に就くのが大変だとニュースを見て、
就職活動でたくさんの知人と同じような企業に、
沢山エントリーしているけれど、次の選考過程に進めないと嘆くばかりではなく、
生きている糧になっている仕事を少しでも多く知ってほしいです。
私は、改めてこれから社会に出て行く学生さん達にそう強く希望します。

私は大学時代、就職活動をして商社やメーカーなど沢山の企業にエントリーしましたが、
営業など外回りを含めても、殆どが事務職でした。
第三次産業が中心の社会構造の中では、それが一般的かもしれませんが、
会社の事務所でパソコンに向かうだけで世の中が動くはずはありません。

日本に生活する1億二千万人以上の人々の日々を支えるには、
本当に数え切れないほど沢山の仕事がなくては、円滑に社会が回っていかないのです。

自分のことさえ良ければいいと考える人も沢山存在するかもしれませんが、
他者が生きているライフワークを知るだけで、
自分以外の人々に敬意を表する機会が必ず増えるはずです。

そして、自分以外の仕事に従事している人を尊敬していると、
自分自身の仕事にも責任感が生まれてきます。
何故ならば、どんな仕事であっても、継続的に必要とされているということから、
誰かの暮らしに直結していることが 見えてくるからです。

カッコよくても、カッコ悪くても、自分自身の仕事に誇りを持てるようになったとき、
給料や地位などに捉われず、仕事のやり甲斐を感じることができます。
そして、他人に優しくなれるはずです。

そんなに簡単なことではありませんが、
明日もまた1つずつ誰かの仕事ぶりを垣間見て、
自分自身の仕事に手抜きがないかと再確認したいと思います。

以上、今の仕事を始めてひと月の決意表明でした。
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経済 | 21:44 | comments(2) | - | - | - |
理想の上司 〜ヒラ社員が語ってみる憧れの仕事場〜
彼女の上司と呑みました。
こんな経験、最初で最後かもしれません。
(もちろんこの上司さんとは呑むのでしょうが)

私は、この子にこんな期待をしているの、そんなことを沢山の事例を交えて話してくれました。
もちろん相手が彼氏だからだったり、呑みながらなので、
多分なリップサービスが含まれているのは当然です。

部下にまだまだ十分仕事を振られていないこと、
自分自身が東京への転勤間もなくまだまだ会社の中での存在感抜群ではないこと。
彼氏との対話という形を使って、信頼する部下に対して、
貴方のことを期待しているんだよ、という言葉はとても温かいものでした。

実は、この上司さんと出会う前から、彼女との会話の中で、
仕事ができて貴方のことを買ってくれている上司だから、
厳しい言葉も愛の鞭だと思って頑張ってとは会話していました。
まさに、事前の想定を超えて遥かに部下のことを考えてくれていて、
なおかつ会社全体を背負って立つんだという気概溢れる姿に、初対面の私まで思わず、
この課長さんカッコいいなあと惚れ惚れしたのでした。


私は22歳で大学を卒業してから多少中休みはありつつ、
13年に渡り、優れた上司、先輩に恵まれて社会人生活を送ってこれたと感じています。
社会人デビューして配属された広島支店では、週の半分近くは、先輩と夜な夜なご飯をご一緒しました。
目の前の仕事のこと、働き方、会社との接し方、
社会人としてのあり方、いろいろなことを教えていただきました。

営業として入社したにも関わらず、なかなか直ぐに実績を上げられなかったのですが、
長い視野でビジネスを考えている先輩と同行し、
多くのお客様先を訪問させていただいたことは、今でも日々の仕事の糧になっています。

私が大好きな二人の先輩は、お客様と直接の商談に繋がらない会話でも的確に対応し、
実際の商談に入るまえからニーズを着実に掴み、提案依頼をこちら側から仕向けていたほどでした。
だからこそ、個人に割り当てられるている予算は勿論のこと、
課内の予算で達成が難しい状態だと、
俺がちょっと無理するかと、信頼されているお客様に頭を下げていたものでした。

東京に転職し最初の上司は、今でも同じ仕事場で働いているので、もはや10年近い付き合いになりました。
つまり人生の4分の1を超える時間をご一緒させてもらっています。
婚姻届にも離婚届にも証人になってもらったほど、プライベートでも多くの面倒をみていただいています。

仕事は本当に出来ないヤツです、と他者に愚痴を零しながらも、仕事を与えてもらい続けたからこそ、
ずっと働けているのだと日々を振り返ると感じざるを得ません。
そんな上司から日々の辛さを、呑みながら話してもらう瞬間は、
人間として多少なりとも信頼されているのだなあと仕事人冥利につきる瞬間です。

会社自体がいろいろな困難を抱えていた時期もありますが、
一緒に頑張って欲しいと目を見て話をしてくれるのを聞くと、
頑張らなくてはと元々ない微力なのですが、モチベーションが上がったことは2度3度ではありません。


仕事をやっている意義は人それぞれで異なります。
お金のため、キャリアプランのため、本当に仕事内容が好きだから、働いている仲間が好きだから、
その理由や意義は、働く人の数だけ様々に存在するのでしょう。
しかし、個人で事業をやられていない仕事場に必ず存在するのは上下関係です。
この関係が円滑でなくては、どんなに給料が良かろうと、職場環境が優れていようと、
日々の仕事に取り組む社員の姿勢は前向きにはなれないはずです。

理想の上司と出会えない部下であっても、
その心を汲んでくれる先輩がいれば、腐らずに成長できるはずなのです。
逆に言えば、部下から鼓舞されることによってモチベーションを上げる上司もいるかもしれません。
同じラインで働く同僚同士という横のラインと、立場を超える上司部下という縦のライン、
それがうまく組み合わさった企業だけが生き残るのが、日々変化する経済社会なのです。

私が好きな日経ビジネスオンラインの連載 河合薫さんの昨日の記事にもありましたが、
シャープと東芝が経営不安後の行く末を分けているのも、
会社の社員環境ことを考えるトップがいるかいないかという違いも大きいようです。
http://business.nikkeibp.co.jp/atcl/opinion/15/200475/021200034/

仕事は一人では出来ない、だからこそ共に仕事をする仲間を思いやり、
結果としてお客様に満足を届ける仕事に励む、
そんな理想の形を失いかけている会社が多いからこそ、会社が日本社会の中心機構として動いている、
日本経済も先行き不透明なのかもしれません。

私一人が社会に対して問題提起したところで世の中は変化しないので、
せめて自分が働く仕事場で、他者を敬えるように少し気を付けます。

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経済 | 07:53 | comments(0) | - | - | - |
一軒のたこ焼き屋台から見る景況判断。
日本政府、日本銀行すら経済状況に合わせた最適解が見出せなくなっていて、
日々の日経平均株価が乱高下しているなかで、
今後景気はどうなっていくのか不安視する日本人は沢山いるのだろう。
そんな時に、いくら過去抜群の見通しを当ててきた
経済評論家の話を聞いたところで、着実な答えが得られるかは分からない。
そんな時期に頼りにするべきは、自らの腕一本で街に立って商売をしてきた
商人の勘に勝る景況判断指数は存在しないのではなかろうか。

そんなことを巣鴨のとげぬき地蔵の隣で19年間たこ焼きを焼いている店主に会話しながら感じた次第である。
彼は、今日は人通りが少ないネエと言いながら、16時に生地を作らずに終わっちゃえば良かったとボヤいていた。

一つの場所で、腕一本で営業を続けるには、その土地を通る人を捕まえて離さない何らかの魅力がなくてはならない。
最初は、威勢のよい声だったり、周囲よりも安い価格だったり、
原価率を大きく上げて材料の質に似合わずお手頃な価格だったり、何らかの目玉で人を惹きつけることもできよう。
しかし、小手先の営業手法でお茶を濁したところで、見ている人は見ているので、
美味くないお店にはお客様は入らないし、魅力ある商品が並んでいない商店には立ち見客も入ってこない。

たこ焼き屋の店主さんは、その場の営業権を管理するお寺の先代や
その奥さんを知る程に土地に馴染んでいて、
どこがその土地を動かしている力点なのかを掴みつつ路上で300円のたこ焼きを焼き続けている。
初めた当初から具材も何も変わっていないというそのたこ焼きは、
もちろん美味いのであるが、そんなに早く仕上がるわけでもなければ、見た目が綺麗なわけでもない。

その後に、立ち寄った蕎麦屋さんがミシュランガイドに載るほどに、
格好にこだわっているのとは大違いである。

しかし、そのような不恰好な商品を出したとしても、
庶民相手の食べ物屋さんの肝が美味い料理を手頃な価格で提供することにあるのであれば、
十二分にその存在価値を道行く人々に知らしめて余りあるわけだ。
店に並んでいる人が列に割り込めばきちんと指摘するし、
傲慢な要求をしてくるお客様には、商品を提供することを拒否する。
一方で、時間が掛かるのを厭わずにじっと並んでくれるおばちゃんには、
彼女が居心地の良くなるような世間話をしながら場を盛り上げている。

このたこ焼き屋台の店主さんは、
銀座の一等地で宝石を売っているオーナーと全く変わらず、
そのお店にやってきた人に何らかの情報を提供し、商品を買っていただくという作業を日々繰り返しているのだ。

だから当たり前ながら、その道行く人を通して、毎日の人通りを感じ、
財布の紐の緩み具合を直接伺い、そのレンズを通して世の中の景気を占っているのである。


世の中に情報が増えればふえるほど、
景気が良くなるきっかけも悪くなるきっかけも存在するので、やっていることが高度になればなるほど、
社会本来の趨勢を見極めることも困難になりがちである。

道に露店を出しているテキ屋の店主は、自らの腕と、
目の前のお客さんに満足させる食べ物を出せるかどうかが勝負なので、
一カ所で長続きして営業できる人間は、必ず世の中の景況を的確に勘で判断している。

私は、天気の良い日曜日に、300円のたこ焼き屋で材料が16時にならないと継ぎ足されない事実、
昼飯すら食べられなかったのに、止めてもいいのに新たな材料を16時まで作らざるを得なかった
店主の仕事振りから、街角の景気は当分悪いことを感じざるを得なかった。
このたこ焼き屋さんに限らず、地蔵通りに軒を並べる屋台で
150円のお好み焼きですら売れ残っている現実を見て、景気が良いとは言えないだろう。

世の中に多数存在する景気判断指数は、すべてある商人の営みが集められた結果に過ぎない。
数値が先にあるのではなく、人間の行為が先にあるのだ。
その事実をエコノミストも政治家も忘れたところに落とし穴が待ち構えている。

昨日の記事では、日本庭園を見てじっと考えようと提案したが、
現実に日々の仕事に追われる人にはそんな余裕はないはずだ。
まずは、近所の祭りのたこ焼き屋のオヤジに、最近の景気はどうか?と質問をしてみよう。
三人聞いた結果、皆が同じ意見を言うのならば、それが世の中の雰囲気であることは間違いない。

景気を占うことは勿論ながら、出店のオヤジはその街のことを非常によく知っている。
少なくとも、売上をきちんとあげられる経営者であるならば。
だからこそ、街について知ろうと思うなら、屋台のオヤジに相談するのが一番だ。

そんなことを書いていたら、博多の屋台でラーメンを食べたくなってしまった。
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経済 | 06:48 | comments(2) | - | - | - |

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