黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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鉄道の未来学 梅原淳著 角川oneテーマ21新書

鉄道の現状を鉄道会社経営の側面、社会性、未来像、そして

2011年直近に起きた大きな課題という視点から考察された、

鉄道ファンにとっても、普通の鉄道利用者にとっても、

見所が多々あふれる新書に仕上がっています。


著者の梅原氏は三井銀行勤務を経て、鉄道ファン編集部から

鉄道ジャーナリストとして独立した根っからの鉄道を愛する方です。


本文に引用されている国土交通省等の会社別の経営数値や

JR路線別の混雑状況など、一般の鉄道利用者として捉える感覚も、

数値を目にさせられると、鉄道って危機なんだと痛感させられます。


将来視点については、新幹線・大都市鉄道・その他幹線・リニアという

切り口でそれぞれ収益ベースを中心に考察されています。


多くの鉄道利用者に耳寄りな一分を以下引用。

----------------

冒頭から結論を申し上げよう。

残念ながら、通勤ラッシュは現状のままで永遠に続くと考えた方がよい。

毎日ギュウギュウ詰めの列車に乗って通勤、通学されておられる

皆さんには恐縮ながら、ラッシュ時に全員が着席するという光景は

21世紀末ならばともかくとして、2020年代当たりでは

まず訪れないと筆者は予想する。

----------------

以下、大都市鉄道の未来についての章の大きな要点です。


終章では、2011年の大きなトピックスである、

東日本大震災の被害と中国で発生した衝突事故の実態と今後について

まとめられています。


鉄道を愛する著書ならではの視点でまとめられた未来学ですが、

その考え方は、あとがきの文章に表現されているように思います。

以下、引用です。

----------------

鉄道は、「芸術」ではなく「人生」に相当するものだ、

ここで「芸術」という言葉を「あるべき鉄道の姿」、

「人生」を「現実の社会」と置き換えてみよう。

現実の社会によってあるべき鉄道の姿が規定されるのではなく、

むしろあるべき鉄道の姿を示すことで現実の社会を

変えていくことができると言えるのではないだろうか。

----------------

引用終わり


ちょっと大きく出ているな、そう感想を持たれた方も多いかもしれません。

しかしながら、全世界でこれだけ鉄道が縦横無尽に国中を

走っていて、ほとんどダイヤ通りに運行されている国は少ないのが現状です。


だからこそ、日本の鉄道がずっとフロンティアであってほしい。

私も一人の鉄道ファンとして、著者に同調しながら読み進めました。


参考)収録されているの主な統計数値(表形式のみ)

○新幹線利用者数と旅客人キロ(2009年度)

○大都市の主要鉄道の混雑率(2008年度)

○三大都市圏内で営業している鉄道会社の収支状況(2008年度)

○幹線旅客輸送密度(2008年度)

○旅客輸送密度が8000人に満たない中小鉄道およびJR線区(2008年度)

○三大都市圏の複々線以上の路線営業キロ・営業開始日

○東日本大震災による被害で普通となっている路線と区間


評価:
梅原 淳
角川書店(角川グループパブリッシング)
¥ 760
(2011-09-10)
コメント:わかりやすい文章構成です。忘年会ネタとして使えるトリビア満載です。
Amazonランキング: 38626位

鉄道 | 23:35 | comments(1) | - | - | - |
コメント
from: Masaya   2012/07/09 5:33 PM
初めまして。
調べ物をしていて、ここに辿り着きまして。

ところで、『鉄道の未来学』ですが……。
私には、余り“評価”は出来ません。

この本に限らず、彼は、鉄道業界の“手足”を縛る様な事を発言しているのですが、それでいて、他の交通機関との“競争”を語るのは、どこか矛盾している気がするのです。

一番大切なのは、“歩み寄り”でしょう。
鉄道も自家用車も航空機も、それぞれ“長所”もあれば“欠点”もある。
それらが歩み寄る“交通政策のプラン”こそが求められると思うのですが、梅原さんの著作には、その“アイデア”が感じられません。

「鉄道=車社会=航空業界」
――を対立軸で語るだけで、“使い勝手の向上”の提案がまるで無いのは如何なものでしょうか。

私には、彼が、“自身の主張”を正当化する為に“既成事実”を利用している――としか思えません。

更に、彼は。

鉄道趣味の本の出版に携わりながら――。
『2012年5月23日 丸田祥三、『眠る鉄道 SLEEPING BEAUTY』(小学館、定価2500円+税)発売のお知らせ』
http://index.umehara-train.com/?eid=1106945

鉄道趣味に対して、

「歴史から学ぶことを怠り、いまだに半世紀も前のセンチメンタリズムを振り回して採算の取れない路線や列車に向けていたずらに郷愁を煽るだけだ」

――と主張しています。
『2010年4月2日 「都市問題」2010年4月号ご購読の勧め』
http://blog.umehara-train.com/?eid=989614

――この様に、一事が万事、“彼の主張”には“食言”を感じる文章が多く、疑問を感じる事が多いのです。

これでは、鉄道に限らず交通業界全般を“縮小サイクルの無限軌道”に陥れるだけで、何も生み出さないでしょう。

いやしくも、“その道のプロ”を名乗るのだから、“活性化のアイデア”こそを真剣に考えて欲しいものですね。

それでは、またです。
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