黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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木村栄文インタビュー1998年4月「美しくて哀しいものを描いてきた。 僕のドキュメンタリーは、エッセイ風なんです。」
 木村栄文インタビュー

「美しくて哀しいものを描いてきた。

僕のドキュメンタリーは、エッセイ風なんです。」

聞き手ー西田 節夫ー

放送文化 1998年4月号 p64-p67

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

独特の作風とよく言われますが、木村さんご自身のドキュメンタリー感を

(以下インタビュー締め部引用)

ドキュメンタリーというのは、

本来は行方知れずに追いかけていくのが神髄だと思うんです。

結論より先に何が起こったんだ、追いかけてみようじゃないか、

というのが本当に面白いんです。

その点、僕は後ろ向きだと思うんです。

僕の場合はエッセイみたない感じになる。

つまり、構成物だから末尾は予定できるわけで、

この末尾をめざして、その間に曲折はあっても、

最後は感動的に美しく終わりたい感じがあるんです。

しかし、上っ面なものではなくて心にしみるような。

ところが、こういう行き方は、調査報道型の

ドキュメンタリーにはかなわない。

例えば、ペルー大使公邸人質救出事件の番組の

あれの現実のすごさというのは圧倒的でしょう。

例えばコンクールみたいなところでぶつかると、てんから勝負にならない。

だから、僕がいまからRKBのドキュメンタリーの若手に欲しいのは、

心にしみるような叙情派と、追っかけ型のテーマ屋と、

政経や科学に強いやつと、娯楽的なものを作れる腕きき。

この4人がそろえば、天下無敵とはいいませんが、10年はいけると思いますね。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーー

(以上引用終わり)

木村栄文氏の映像作品や、著書を読んでいるとと、

すべて賞讃していたり、すべて憤っていたり、

一つの感情で、主題を描かれているケースは少ないように感じる。

そこに描かれている人が、木村氏が英雄視している人であれ恥部に触れ、

水俣病のように暗いテーマであっても、笑顔をちりばめた構成を組み立てている。

上記のインタビューをはじめ、木村氏は、「美しくて哀しい」ものは、

人々の心に普遍的に響くものであるという持論にこだわり、

数々の作品を世に残したテレビディレクターでした。

その副次的な効果として、彼の番組を見た視聴者は、

それぞれがそれぞれの視点から、賛否両論を感じ、そのことで、

社会に対しての問題提起を生み出す種を蒔くことが、

木村氏のジャーナリストとしての使命感ではなかったのだろうか。

私は、木村氏が書いた、「記者ありき」「記者たちの日米戦争」にて

描かれたジャーナリストを読んでみて、そのように感じた次第です。

木村栄文さんの作品をこれまで、以下見てきました。

A飛べやオガチ/57分 + いまは冬/35分 合計92
B鉛の霧/41分 + まっくら/ 48分  合計89
C苦海浄土/49分 + あいラブ優ちゃん/48分 合計97
D記者ありき 六鼓・菊竹淳/ 86
Fむかし男ありけり /85
G絵描きと戦争 /92
H桜吹雪のホームラン 〜証言・天才打者大下弘〜 /77
I記者それぞれの夏〜紙面に映す日米戦争〜/81

いずれも、異なった視野で作られている番組ですが、

泣けるし、笑えるポイントがきちんと含まれています。

E鳳仙花〜近く遙かな歌声〜 /72分 は今週末鑑賞予定です。)

以下の記事で、木村氏は、もうやり残したことはないといいながら、

やっぱり撮りたいものがあると最後まで執念を燃やした木村さん。

日本記者クラブ 会員ジャーナル 2004年6月
「作れなかった企画」木村栄文
http://www.jnpc.or.jp/communication/essay/e00022345/

私は、まだまだこれから、

どんどん木村栄文ワールドにはまっていきたいと思っています。

そこに何があるのかはわかりませんが、少なくとも、

木村さんが、ここが面白いんだよと教えてくれるような気がしています。

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木村栄文 | 00:12 | comments(0) | - | - | - |
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