黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
<< September 2019 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 >>
 
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • 「変わらないもの、変わるもの。」成人式を迎えた皆さん方へ。
    城後 (01/03)
  • 「変わらないもの、変わるもの。」成人式を迎えた皆さん方へ。
    深沢清 (01/03)
  • 今日見た夢の話 〜誇るべき先輩〜
    深沢清 (05/29)
  • 飲み屋のお姐さんに嫌われない方法〜嫌われる7つの振る舞いを避けよう〜
    光 (09/15)
  • 若者よ、失敗を恐るな。
    光 (07/06)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    光 (06/25)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    深沢清 (06/25)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    光 (06/03)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    深沢清 (06/03)
  • 農協は地域でなにができるか -大分大山町農協の実践- 矢幡治美 著 読了
    光 (05/05)
にほんブログ村参加してます。
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
「選挙2」想田和弘監督 鑑賞第一回目
 2011年4月あなたはどんな精神状態でしたか?
全国的に節電が求められていて、
テレビのCMは激減「ぽぽぽぽーん」って公共広告機構ばかり流れていて、 
街中にマスクをした人が溢れ、ミネラルウォーターが飛ぶように売れていたあの頃。。

あれから、わずか2年数ヶ月しか経っていないのです。未だに電車は節電モードです。
原発は一カ所を除いてみんな電気を発生させていません。
そんなことを久しぶりに思い出させてくれた作品でした。

国難と盛んに言われた2011年3月11日、
原発事故が起きて東京に済む外国人が逃げ出した3月15日、
当時いろいろなものが非日常だったのに、会社や学校、行政など多くの仕組みが
一瞬にしてそれをなかったかのように、3月10日以前に戻っていきました。


そんな途中で、川崎市議会議員選挙は4月1日より告示され、
映画の舞台となる川崎市宮前区では候補者が動きを始めます。
当初は、立会演説すら控えめだった候補者は、選挙カーで声を上げ始め、
前作「選挙」で繰り広げられたように、大勢の選挙運動員がひたすらに
「いってらっしゃいませ」を通行人に発しながら頭を下げている光景になりました。

主人公の山内さんは、他の13人の候補者が誰も原発に触れず、
起きている現実を直視しようとしない姿に怒りを覚え、公示直前に立候補しました。
そして、前回の選挙スタイルは一切封印し、選挙カーを使わず、選挙事務所を置かず、
選挙ポスターと選挙公報、選挙ハガキのみで選挙に臨みました。
立ち会い演説も最終日の一日のみでした。(防護服スタイルで・・・)

立候補者としての山内さんには、確かに突っ込みどころは満載です。
選挙はがきを出したのは選挙前々日だし、
選挙中ポスター掲示状態チェックしかしてないし、
選挙中区外の東国原さんの選挙応援している場合ではないし、
知人にハガキを書いてもらうのも宛名適当だし、
けれども、冷静に考えて普通に選挙運動をやっている場合でしょうか。

選挙カーで候補者名を連呼することも、駅前で半強制的に握手することも、
駅前に立って名前を連呼することも、公費2000円を支給してもらい立派なポスターを作る事も、
選挙運動の一環として義援金を募る事も、大勢の運動員を雇う事も、
もっと他にする事があったのではないでしょうか。特にあのタイミングでは。

まだまだガソリンは不足していました。
福島などを中心として東北の被災地は多くの人が体育館で生活を余儀なくされていました。
東京電力管内では3月28日まで計画停電が実施されて、電力供給はかなり不安視されました。
街中に放射能汚染を気にする人があふれ、花見すらまともに行われていませんでした。

前作「選挙」は選挙の仕組みがおかしい事を考えていればよかったのですが、
「選挙2」は異常事態のタイミングでさらにその仕組みがおかしいことを考えなければ、
その本来の姿は見えてこないように思います。

この映画を見ていて、
立候補者が政策を訴えても聞き耳を持たずに通り過ぎる有権者、
当選すれば市議会議員となる立候補者に会話しようとしない有権者、
権利を持つうちの半分以下しか投票しない有権者、
選挙で自分のことをPRしているにも関わらず仏頂面で辻立ちする立候補者、
公の場所での選挙運動を撮影する事を拒否する立候補者、
様々な疑問点が浮かんで来て仕方有りませんでした。

多くの人々がそれを気付いても気付こうとしようとしていないのではないでしょうか。
そんな2011年4月の光景は、今もって全く変わっておらず、
原発、TPP、憲法改正、外交、など多くの懸念点を指摘されつつも、
戦後最低の投票率の結果、自民党が衆議院の過半数を獲得したことに顕著に現れています。

この現実は、「映画2」に全て詰め込まれている。
私たちは現実に起きている事実を理解しているつもりで、実はほとんど観察できていない。
だからこそ、観察映画「映画2」の意義があるのである。
JUGEMテーマ:今日観た映画
2011.3.11 | 01:04 | comments(0) | - | - | - |
コメント
コメントする









 

(C) 2019 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.