黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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日本航空・三菱航空機 日の丸を背負う企業の矛盾
日本航空が三菱航空機が開発するMRJを32機導入することを決定したことが、
メディアを賑わせているが、実は昨日もう一つ日本航空は、
新しく航空機を購入するプレスリリースを出している。

エンブラエル170追加導入およびエンブラエル190の新規導入
http://press.jal.co.jp/ja/release/201408/003053.html
上記リリースにあるようにこちらは2015年からの導入で、
MRJの導入予定である2021年とは6年の隔たりがあるが、
どう考えても日本航空で、エンブラエルと三菱航空機が飛ぶ期間が重なる。

今日の東京新聞の報道では、日本航空のMRJ導入にあたる決定に際しては、
「小型機をMRJに統一することで、機体整備の費用が安くなるほか、
機種ごとに免許が必要なパイロット育成の効率を高めることができるとしている」
と趣旨で日本航空の三菱航空機導入意図を報じている。

これは、大きな矛盾である。エンブラエルの新しい機材を導入して、
習熟度が高まってきたタイミングで、全く新しい会社の機材を導入すれば、
パイロットも整備担当者も、マニュアルを一から作り直ししなければならない。
エンジンメーカーも異なるので、メンテナンス性も全く異なる。

つまりは、ここに単純に経済効率的ではないMRJ導入の意図が
見え隠れしていることが早くも露呈してしまっているのである。

再びプレスリリースを見てみると、日本航空がエンブラエルをフルに
導入したい意思も読み取れる。なぜならすでに多数の航空会社で
採用された実績があるし、ボリュームディスカウントの効くコスト面でも魅力だからだ。

三菱航空機 
MRJ70(座席数78 航続距離3380km)エンジンメーカー:PW
MRJ90(座席数92 航続距離3310km)エンジンメーカー:PW
エンブラエル 
エンブラエル170(座席数78 航続距離3889km)エンジンメーカー:GE
エンブラエル190(座席数104 航続距離4445km)エンジンメーカー:GE

日本航空は、2007年にエンブラエル170を導入していて、傘下のジェイエア国内ローカル線の小型機主役である。
プレスリリースと、現在の導入機材数を踏まえると、エンブラエルからMRJ導入時に全て機材を入れ替える様相である。

企業間取引一般論として、商品を注文する際に、貴社との取引はこの商品が納入されるまでで、
新しい会社との契約商品が入ったら打ち切りになりますと提示されて歓迎する会社は皆無だろう。

MRJという国産航空機を期待するのは、日本航空という日本を代表する民間航空会社なら当然としても、
このような両天秤に図るような機材導入計画を立てる会社に、10年後の経営が明るいと言えるのだろうか。

私は、世界で初めてMRJ導入を発表した全日空の機材導入計画の巧みさには賛意を持っている。

世界中で、航空機開発競争が激しくなるなかで、航空会社も機材導入計画が経営を左右する。
日本航空と三菱航空機には、この当たり前の事実を今一度考えていただきたい。

契約が取れなくて悪戦苦闘する会社は、期初に立てた計画を達成しようと奥の手を使う。
そうして多くの会社が架空取引に手を染めたり、代金が回収できずに苦労してきた。
三菱や日航の経営陣ならば、間違いなくその過ちだけは犯すまいと自戒しているはずだが。

なかなか欧米での展開が進まない三菱航空機であるが、今後のMRJマーケティング新基軸に期待したい。
航空 | 08:31 | comments(1) | - | - | - |
コメント
from: 深沢清   2014/08/31 6:07 PM
日本型田ご作資本主義の矛盾をよく見て暴き出すのォ〜・・・恐れ入ったよ。
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