黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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なぜローカル経済から日本は甦るのか-GとLの経済成長戦略-冨山和彦著 読了
評価:
冨山 和彦
PHP研究所
---
(2014-06-14)
コメント:一定限度の日本経済についての現状認識を持っていないとこの新書を一読で理解することは難しいだろう。しかし理解してしまうと、街の味方が変わってくる。そんなインパクトある一冊と言える。

日本の中でのグローバル企業と、ローカル企業は全く異なる仕組みで動いている。
これを前提として、互いに別々の経済•産業•労働政策として、
基本的に労働者が足りない前提で日本を作り変える必要があろうというのが、
このPHP新書を通した大きなテーマである。

冨山氏は、経営共創基盤という企業において、
東京のグローバル企業と、地方のローカル企業、
それぞれの大小企業の経営に携わっている。
まずこの著で指摘されていることは、どちら側の企業でも、
事業を担う経営者、労働者ともに余剰から不足に転じていることを認識し、
人が余っていることを前提としてきたこれまでの事業構造転換を求める視点である。

また、労働生産性を高めることにより、一人一人の労働者の賃金をあげ、
生活環境を高めることが、グローバル、ローカル企業いずれにとっても
必要不可欠であると提言されている。
サブタイトル通り、グローバル経済圏の勝ち残り策と、
ローカル経済圏の活性化策がそれぞれのポイントを踏まえて、
明確に分けてそれぞれの政策案について提案されている。
これがこれまでの経済専門家にはあまりなかった視点であり、
両分野の経営実態を肌感覚で知る冨山氏だからこそ打ち出せた基軸と言えるであろう。

確かにこの著で盛んに指摘されるとおり、
国民の大半はグローバル企業と直接経済関係のない状態で一生を終えている。
また、世界的に事業展開が難しい非製造業で働く従業員数は
全体の80.6%を占め、そのうち中小企業で働く人が60.4%を占めているそうである。
(本著p143 平成24年経済センサス再構成データより)

中小企業の大半は、上場基準は満たしていないどころか、
労働基準法すらスレスレの企業も数多い。
つまりは、決して生産性が高いとは言えないどころか、
返せない借金を返すためだけに延命させられている企業も多いと、
信用保証協会の問題と合わせて指摘されている。

日本はもはや高度経済成長期のように、
一部の世界的メーカーを基準として雁行的に発展した経済環境ではなく、
経済基盤も、その事業スタイルも、
グローバル企業とローカル企業では質的に全く異なることを
この著に示された数多くのデータから見せつけられた。

だからこそ、シュリンクし続けながらも
、一定規模の経済圏を維持している地方のローカル企業をどうするのかが、
今の日本経済を立て直すための処方箋として強く求められている。

私は、大規模に展開するローカル企業の本社が決して東京にある必要はないと考える。
例えて言えば、イオンのヘッドクオーターは千葉の幕張にあるように、
グループとして集約できる環境が得られる方が重要であろう。
何故ならば、二十年前とは比べものにならないくらい
交通機関のコストは下がり利便性も高まっているからだ。
また、東日本大震災で顕著になったように集中化した場合、
災害リスクも極めて高くなる。

東京、大阪、名古屋、福岡、札幌、広島、仙台を基盤として、
一定の経済圏を形成する地方中核を築き、
それぞれのスタイルで独自性をもつことは、
アメリカの例をみても決して間違えとは言えないだろう。

この中核都市を中心に、地方の20万人規模の都市が周囲の過疎地域からの
人々を集め、中心市街地にコンパクトシティを形成する。
周囲に人口が集まり職住近接の生活環境を形成し、子どもも高齢者も負荷を減らす。
日本政府の財政、社会保障リスクを踏まえても、
そのような形が現状ではもっとも理想的ではなかろうか。

いずれにせよ、この新書から見えてきたことは、
決して東京以外の地方に希望がないわけではなく、
やり方によってはその地域の特性を活かして、
生活の足場を支える優れた企業が維持できる土台があるということである。

現状、新しいことに果敢に取り組もうとする若いエネルギーをもった人々が、
東京に一極集中することで、お互いの長所を打ち消しあい、
その魅力を十二分に活かしきれていない部分が多分にある。

その意味でも、この新書の提言が具体性を持ち、
主体的にローカル企業で切磋琢磨するイノベーターが生まれてくると、
日本は再び輝きを取り戻すのではないだろうか。

課題先進国と呼ばれる日本において、東西に長い国土を如何に活かすか、
閉塞感漂う今こそ求められているのは、
労働者が主役の日本型経済スタイルの底力である。
もちろん今日発足した安倍内閣が掲げる地方を活かす政策としても。
JUGEMテーマ:経済全般
AllAbout | 00:00 | comments(1) | - | - | - |
コメント
from: 深沢清   2014/09/04 8:23 AM
ローカル企業は面白い所があるよ。その中心は情緒なのだ。地場産業の限界が茲にあるよ。それでいいのだ!

田舎の小規模農家を活かすのは、その 疆垈颪らフリーター&ニートを呼び込んで、田ご作談合会の踊りをヤルことです。その◆疚邵擇鮑遒辰得犬られる仕組みを作る事。生活費の獲得。

田舎には人間として生きられる環境と、スペースがあります。その舞台装置は昔からある。そのとりまとめイベントが村祭りだ。基本的に人間としてのコンセプトが要ります。
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