黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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トラックドライバー甲子園アワード 第三回 於品川グランドホール
トラックドライバーに光をあてる日本でもっとも輝ける場所、
年に一度のトラックドライバー甲子園アワード 全国大会が東京品川にて開催されました。
MVD(優秀トラックドライバー表彰)にて、
生まれて初めて賞をもらうと控えめに声を発っしていた『おいどん』こと、
斉藤直隆ドライバーの嬉しそうな表情をみた瞬間、
この試みの価値は、十二分に効果を発揮していると、心に深い衝撃を与えられました。

トラックドライバー甲子園アワード

国交省・経産省が後援につかれたほど知名度が高まり、
会場の規模もありつつチケットは完売し、会場入り口近辺のスーツが似合う人の割合は前回より増えたように感じます。
(つまり純粋な運送業以外の方と思われる来場者が増えました)

幾人もの取材カメラが会場に入り、日本ミシュランタイヤのポール・ペリニオ社長など、
錚々たるゲストも来賓として出席され、その注目度も大きな質的変化が起きています。

開会の挨拶から始まった、主催団体DNA高嶋民仁事長と
全日本トラック協会笠原忠久青年部会長とのオープニングディスカッションを見て、
もはや昨年とは遠いところに行ってしまったのね、このドライバー甲子園はと、感じた部分もあります。

そんな少し笑えない雰囲気の中でスタートしましたが、
メインイベントである全国の運送会社さんが日頃の改善活動を報告する『情熱のプレゼン』を観て、
涙を流すお隣に座られた女性の姿を垣間見た時に、やっぱりその名の通り、
この場は「トラックドライバー甲子園」なのだと考えを新たにさせられた次第です。

イベント終了後、壇上では残念ながら最優秀を得られなかった企業、
本戦に勝ち残れなかった企業のスタッフさんが記念撮影をされている姿を見ながら、
思わず泣きそうになっている私がいました。
来年も、昨年や今年以上に、『トラックドライバー甲子園アワード』は、
盛り上がりを見せるに違いない、以上がながくなりましたが私の雑感です。
前置きが長くなりましたが、以下当日の流れに沿ってアワードの模様をざっとお伝えします。

トラックドライバー甲子園アワード
立ち見が出て会場外まで観客が溢れる大盛況ぶりでした。
---------------------------------
 

プログラムは以下の流れで進められました。

1.D.N.A(一般社団法人ドライバーニューディールアソシエーション)

 高嶋民仁理事長による開会宣言
トラックドライバー甲子園アワード

トラック業界を取り巻く環境は非常に厳しいものがあり、

企業が変わらなければ、ドライバーが安心して働くことができない。

これを変えていくために、DNAは「共に学び、共に成長し、共に走り続ける」と力強い宣言がありました。

——

人手不足の深刻化→ドライバー確保の困難→

ライフラインを担うという使命が果たせない→トラック業界全体の立場が危うい

――

このような現状を打破すべく、DNAの会員企業は協力しあって現状調査・共有、勤怠システムの導入などを

進めて、ドライバーの環境改善に取り組んでいるとのことです

続いて今大会から後援団体となった、

公益財団法人全日本トラック協会の青年部会笠原忠久部会長から、

その組織としてどういった形で、ドライバー環境改善に取り組んでいるのか報告されました。

全日本トラック協会では特に、運送企業の経営者研修や、東日本大震災被災地への支援活動、

将来のドライバー予備軍である高校への車両寄贈などを

積極的に行われていることが報告されました。

笠原部会長も、スピード感を持ってDNAとトラック協会が協力して、

業界全体の環境改善に取り組んでいかなければならないと訴えられていました。

2.情熱のプレゼン

トラドラアカデミーでの研修を終えた全国15チームの中から4チームが登壇し、

前回までとは異なり、今回は会場の投票によって最優秀チームを選出する旨が発表されました。

トラドラアカデミーとは、ドライバーを中心に事務職なども加わった4名前後のチームで参加する、

D.N.Aが開いている研修事業であり、「業績の向上」「社風の向上」「事故撲滅」などの

成果を目的にして活動を計画に行っていく取り組みで、5ヶ月の研修の場です。

この研修を終えたチームがプレゼンテーションを行い投票され、そこから登壇4チームが選出されています。

情熱のプレゼントップバッターは、

株式会社首都圏物流 新潟センター長距離ドライバーで構成される「フェニックス」です。

大竹潤さん、稲田繁さん、松永美幸さん、堤俊介さん、高橋将太さんのプレゼンでした。
トラックドライバー甲子園アワード

――――――

研修参加当初、トラドラアカデミーへの取り組み具合にはメンバー間でも温度差があった。

しかし学んでいく上で、社内行事の大切さを客観的に認識できたり、

ドライブレコーダーを使って事故事例を改めて振り返ることで安全への取り組みを再確認した。

目的な明確だったものの、目標設定が不明瞭だったものを研修で見直して、

一つ一つの社内改善活動に意義が生まれてきた。

例えば、それまで洗車機を使っていた洗車を、スタッフ手作業で行う合同洗車という

やり方に変えたところ、コミュニケーションも生まれ今では100人まで参加者が増えている。

社員で面接を行うことで、他者に意思を伝える難しさを改めて感じた一方で、

普段見ることのない社員の素顔が知れたことは大きな収穫であった。

また、研修の課題であった、ありがとうの気持ちを伝える「サンクスカード」を書きはじめたころ、

なかなか周りの人に感謝を伝えることすら難しかったのに、それを繰り返して行って、

職場環境に笑顔が溢れる状態にまで発展した。

現在のチーム、そして事業所としての目標は、

安全、品質、信頼、業績、やり甲斐を地域No.1にすることである。

――――――


 

情熱のプレゼン二番目は、

株式会社博光運輸の三名で構成される「トラグリ」でした。

メンバーはなんと社長である八田香尋さん、転職したばかりの新人金子努さん、ベテランの別府義高さんです。
トラックドライバー甲子園アワード

――――――

去年転職したばかりで仕事も覚えていないのに、同時にトラドラアカデミー参加した当初は、

不安しかなかった。しかし研修とともに、ベテランの先輩とコンビを組んだことで、

様々なことを学ぶことができて非常に良かった。

ベテランドライバーとして、今改めて研修に参加することは不安だった。

しかし、学びの場において同僚の大切さ、気持ちの温かさを学んだ。

その結果、長い経験に頼らず、事故撲滅への誓いを新たにした。

それまで会社としては、バック事故によるトラブルが多発していた。

そこで、これをバック事故0件を達成し、年間車両事故を0にするという目標を設定した。

班会議、社内安全講習会、グループ企業を含めての安全講習会を開いた。

ドライブレコーダーを使った危険予知、視野視覚トレーニングも実施した。

誇りと意識が最需要という研修での学びのもと、洗車の取り組みも注力した。

車が綺麗であれば、仕事も運転も綺麗をスローガンに取り組みに励んだ。

バック事故を防ぐために、バックモニターという仕組みに甘えることなく、

目視を徹底し、確認作業も徹底、36年というキャリアに頼らず謙抑な気持ちを強く意識した。

車間時間3秒を厳守、あらゆる場所に危険があると意識しての運転を心がけた。

トラドラアカデミーで学び実践しているのは、決めたことをきちっと守ることは、

社風の向上につながり、結果として事故撲滅につながるということである。

結果的に、250日バック事故ゼロを達成することが出来た。

「命、商品、車両」を大切にするという気持ちを忘れずに日々の業務に取り組んでいく。

――――――

プレゼン後、八田社長が感想として以下述べられていました。

『トラドラ参加当初は、ただ社員と一緒に学び実践したいということが目標だったが、

 この甲子園アワードに出るからには勝ちたいという二人の思いに涙を堪えてプレゼンに取り組んだ。』

情熱のプレゼン三番目は、

有限会社裕進運輸の4名で構成される「Dream Road 840」でした。

村瀬陽介さん、佐藤喬男さん、町居真さん、岸本充さんでのプレンゼンテーションです。
トラックドライバー甲子園アワード

――――――

村瀬氏

以前より行っている、エコドライブ活動を今年もさらに積極的に行った。

全社で競って燃費向上に取り組むことで、業績にも貢献する数値を上げることができた。

クリーン活動をして地域の清掃活動を継続して取り組むことで、

地域の皆さんからのありがとうの声も増え、ゴミを拾う数も着時に減っている。

職場で働く仲間として、みんなで成りたい会社を書き出したところ、一体感が増した。

佐藤氏

当たり前の大切さを再認識。当たり前が出来ていないからこそ事故が生まれる要因。

1.元気な挨拶 2.始業前点検(終業後点検)

3.洗車(綺麗な車に事故はなし) 4.シートベルト(気を引き締めるためのスイッチ)

当たり前のことを、当たり前にできるまでやり続ける。

町居氏

事務所移転に伴う作業殆ど全てを社内スタッフで行った。

荷物の運搬、設置、塗装、など普段の業務以外の作業も社員で力を合わせた。

個人プレイではなく、全社で話し合いを進めながら一つ一つ行った。

様々なコミュニケーションによって仲間を知り、チームワークにより苦手を解消することが出来た。

岸本氏

地域貢献活動としてボランティアで地域行事に参加。

けやきフェスタには、備品の搬入搬出、トラック展示、子供へのお絵描きブースへの出店などで参加。

子どもの保護者の方を対象として、トラックドライバーに対するアンケートを実施した。

ドライバーに対して批判的だったり、あまり良い印象を持っていないという回答もある一方、

必要な仕事なのに労働条件が悪すぎるという励ましの回答も存在した。

また、子どもに将来の夢を聞いたところ、一人の女の子がこんな夢を答えてくれた。

「沢山の人が、笑顔で過ごせますように。」これこそ、我々が目指すものであると再認識した。

「笑顔と感謝」をモットーに仕事に取り組むことの大切さに気付かされた。

――――――

プレゼン終了後、渡部社長は、社員一人ひとりがこの甲子園アワードへの

参加によって大きく成長を遂げていることを目の当たりにして、

これまで社員の成長の機会を与えてこなった自らを反省しているという、

社員への温かい眼差しでプレゼンの感想を語っていらした。

情熱のプレゼン最後四番目は、

株式会社ライフサポート・エガワの4名で構成される「うさぎとかめ」でした。

西端徹さん、村上直樹さん、岩瀬康行さん、管野裕明さんでのプレゼンテーションです。
トラックドライバー甲子園アワード

――――――

西端氏

12年前に4tドライバーだった時、カーブでセンターラインを超え追突事故を起こした。

そんな自分だが、自責の念は消えないが配車係に転属していただいた。

自分が経験した同じ過ちを会社の仲間には絶対にさせないという強い気持ちで業務に取り組んでいる。

ありがとう、お疲れ様の声かけを徹底している。

村上氏・岩瀬氏

トラドラ研修で「ありがとうカード」を書くことになったが当初はノルマのためにやっていた。

しかし家族の一言で意識が変わった。「自分達だけではなく、周りの人にも書いてもらうようにしたら?」

センター長に内緒で、みんなからセンター長に対するありがとうカードを50名分集めた。

後日、給与明細にありがとうカードに対するお礼のメッセージが同封されていた。

その感動が嬉しかったので、さらに大きな取り組みにチャレンジすることにした。

江川社長に対して、全社員にありがとうカードを書いてもらおうとするも上手くいかなった。

その時に気がついた。仲間に対する感謝の気持ちを表現できていなかったことに。

まずは共感した仲間からということで、同じ事務所1400名にありがとうカードを渡し、

江川社長へのメッセージ記入をお願いした。社員のカードと名前が一致しないだろうから、

一人ひとりの顔写真をアルバムに入れて、メッセージに添える形で、社長に手渡した。

社長は、忙しい中で時間を作ってくれて、一人ひとりじっくりとメッセージを読んだ後に、

「涙が出るほど嬉しいよ、宝物にするね」と感謝の言葉を返してくれた。

この想いを全社員に伝えたい、感じてもらいたいと活動を広げることを決意した。

管野氏

社員へのアンケートを基にして、社内の問題改善方法を考えてきた。

何らかの成果を上げるには、4人のトラドラアカデミー参加メンバーだけでなく、

さらなる仲間と家族の協力が必要不可欠であることがわかった。

仕事を終えて、帰宅し入浴し、ご飯が食べられる、家族の笑顔があるのは当たり前ではない。

家族の支えによって、よい仕事が出来る。家族のお陰で頑張れる。

感謝の気持ちを伝えることの大切さを感じさせられた。

仲間と家族に感謝の気持ちを伝えたい。それが仕事に対するやり甲斐につながっている。

――――――

佐藤社長はプレゼン終了後感想を語っていらした。

『ありがとうの大切さ、それを伝えることの大切さ、家族仲間を思うことの大切さを感じた』

3.MVD〜Most Valuable Driver〜表彰

同業者の模範となるすばらしいトラックドライバーとして、以下5名が表彰されました。

トラックドライバー甲子園アワード

株式会社関根エンターブライズ 榎本正人さん

 トラックドライバーとは一言で、「ありがとうを運ぶ」。

同僚から厳しい人と言われることは逆にありがたい

若林運送株式会社 瀬野尾勉さん

 トラックドライバーとは一言で、「安全に運ぶこと」。

入社当初に言われた「1日無事故であることが大事だよ」その積み重ねで41年間無事故を維持している。

株式会社ウインローダー 山本綾乃さん

 トラックドライバーとは一言で、「元気な笑顔を運ぶ」。

大型を女性でも転がせるということを社会に広げていきたい。

株式会社マルヒデ運送 篠田真人さん

 トラックドライバーとは一言で、「お客様に笑顔と安心をお届けする」

賞を得ても大きく表情を変えず冷静沈着

株式会社エー・シー・トランスポート 斉藤直隆さん

 トラックドライバーとは一言で、「真心」。

今日が生まれて初めての賞をもらう機会だった。嬉しい。

様々な表彰の場では、賞状の文面は全員同じであることが多いが、

今回のMVDに選ばれたドライバーへの文面は、それぞれに評価対象が異なること、

それをきちんと文面に含まれていることが、他のアワードとは大きな差であることをお知らせします。

何が、そのドライバーが模範となっているのかをきちんと明示されていました。

4.情熱のプレゼン表彰

今回の最優秀チームは、株式会社ライフサポート・エガワ「うさぎとかめ」でした。

正直、プレゼンテーションのクオリティーは4チームとも大差なく、

自社での取り組み、各チームの活動、明瞭にプレゼンテーションされており、

プレゼンの表現方法も四社四様なので、なかなか一票を決めるのは難しかったように思います。

その中で、「うさぎとかめ」チームが栄誉を手にしたのは、

真摯に仕事に取り組む姿勢を「感謝」という言葉に集約させることに成功したから、

多くの観客の方々に響いたのではないでしょうか。

私の隣にお座りになった女性が何度も涙を拭われていたのは、このチームのプレゼン時でした。

私は2年目のトラックドライバー甲子園アワード参加でしたが、

昨年と比較しても、メインイベントであるプレゼンテーションの質は上がり、

会場に集われるドライバーさんやその家族の方の感動も高まっていることを感じます。

来年もすでに期日は決まっているようなので、

どんなドライバーさんたちが、会場に感動を与えてくれるのか、

そして日々の道路でかっこいいドライバーに出会えるのか、楽しみにしております。

少しでも、トラックドライバーが脚光をあびる機会が増えることを、

トラックドライバー甲子園アワードの一端を見守った人間として、切に願います。


トラックドライバー甲子園アワード
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