黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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今日見た夢の話 〜誇るべき先輩〜
久しぶりに夢を見て、涙を流してしまったので、この場にメモすることにします。

ストーリーは、卒業した中学校の生徒を前に自らの仕事について講演をする場面です。
(以下夢の中のお話です)

私は、全日空の整備士です。
本来ならば、自分の仕事について話をするべき場所なのかもしれませんが、
この仕事に携わって以来、ずっと憧れの先輩について話をさせて頂きます。

私は、高校時代に航空機の整備士になりたいと強く夢を描くようになりました。
何故、整備士を志すようになったのか、はっきりとは覚えていませんが、
幼い頃から旅客機に興味があり、空港に写真を撮りに出掛けていたことは記憶に深く残っています。

高校を卒業し工業系の大学に入学し、整備士になることを夢見て日々勉強を重ねていました。
そんな時に、私がずっと憧れになる、ある先輩と最寄駅で出会ったのです。
私も物好きで、音楽を聴くヘッドホンを整備士が使うヘッドセットを模した商品を利用していました。

ヘッドセットが、どのようなものか分からない皆さんは、
空港で作業している整備士を観察してみてください。
大きなエンジン音などに晒される整備士の鼓膜をガードし、
操縦士や空港スタッフとの交信を行うのになくてはならない商売道具です。

普通のヘッドホンに比べれば、かなり大きなヘッドセットです。
日常に使っている人は殆どいない訳で、街中で見かけると無意識に気になるはずです。
そんな私と同じヘッドセット型ヘッドホンを
同じ駅で利用している大学生が存在することに気がついたのは、自然の成り行きでした。
それが、今日お話のメインになる先輩のことですので、
これからは先輩と呼ばせていただくことにします。

整備士がまだまだ遠い存在だと思っていた私は、
明らかに整備士を目指しているだろう先輩の姿に、
背中を押される勢いで再び勉強に向かう意識を強く持ちました。
大学の授業帰りに電車で自宅に帰るときに、
航空整備の専門書を読んでいると、
先輩も分厚い技術書を読んでいるのが何度も目に入ってきました。
そうこうしているうちに、先輩の姿はいつしか見かけなくなり、
私も大学を卒業する日がやってきました。
倍率は決して低くはなかったのですが、
無事採用試験に合格し航空整備士の道を歩み出すことになりました。

訓練が始まり、再び整備士養成所とアパートを
技術書と睨めっこしながら通う日々が始まりました。
そんな時期偶然に、同じ会社の制服を着た先輩と、最寄駅で再会を果たしたのです。
実は、大学時代に何度も顔を合わせていながらも、何も話し掛けることができず、
お名前も存じない先輩のことは、ただの憧れの人に過ぎなかったのです。
同じ会社にいらっしゃることが分かったので、会社の情報にアクセスして、
先輩のことを調べてみて、初めてお名前や年齢などを知ることが出来ました。

先輩は私の一学年上でいらっしゃって、
私が配属されている同じセクションで勤務されていることが分かりました。
訓練当初は、そんな先輩ことを知り得たにも関わらず、日々覚えることが山積みで、
先輩のことはすっかり忘れてしまっていました。
ある日偶然に、再び駅にて先輩と出会う機会がありました。
先輩から突然に話し掛けられたのです。
『同じ大学だったよね。毎日頑張っているね!』
たったそれだけのお声掛けでしたが、私は舞い上がってしまい、
何も返事できず、笑顔でお辞儀をすることしか出来ませんでした。

たったそれだけの出会いでしたが、日々の訓練にヘトヘトになっていた私は、
夢にみた仕事に就けた喜びを忘れていたことに反省し、
気持ちを切り替えて仕事に取り組むことにしました。
何とか養成所を出て、通常業務に就く整備場に配属され
少しずつ現場の仕事を任されるようになりました。
別の持ち場で働いていらした先輩とは、出張の時など、
たまに顔を合わせて軽く会釈するくらいの日々のお付き合いでした。

しかしながら、社内報の技術コーナーでは、
いつも新しい効率的な仕事の提案をなされている先輩のお名前を目にしていました。
他の先輩のアドバイスはもちろん耳にして実行しようと心掛けていましたが、
長らく憧れの存在である先輩の提案は、率先して日々の業務に取り入れるようにしました。
紙面での指摘の通り、すぐに自分自身の仕事がスムーズに行くことにびっくりして、
改めて先輩の仕事ぶりに感銘を受けた日々でした。

月日が経ち、私も家族を持ち、様々な職場を経験し、
先輩と出会う機会が全くない日々が続いていました。
ある日、偶然駅で見かけた先輩は、ずっと憧れてきた凛とした表情が失われていて、
暗い影を背負っているかのようなお疲れの様子でした。
社内の事情通の知人に調べてもらったところ、
先輩はその時、精神的なストレスから一時休職されているとのことでした。
知人から耳にしたところによれば、常に変化をモットーとする先輩は、
同じ職場で働く新しい考え方を相容れない同僚と意見対立し、
相当に悩んだ日々が続いて心労が溜まったのではないかとのことでした。

私は、何度かメールや電話で先輩にアクセスを取ってみましたが、
素っ気ないお返事がくるままで、
なかなか腹を割った話をすることが出来ませんでした。
本当は、
「これまでずっと先輩に憧れて働いてきました。
これからも再びあの輝いていらした姿を見せて下さい」
そう伝えたかったのです。
ただ、それを本人に伝えるだけの勇気は、とうとう私には得られませんでした。

その時に、今日この中学校で講演いただく話を頂戴しました。
特に、先輩と揃って招待されているとの嬉しいお話です。
この機会を使い、先輩に少しでも想いを伝えたいと、
当初出席を断られていらした先輩に何度もお電話して、
是非中学生達に少しでもメッセージを語って欲しいとお願いを繰り返しました。
ご本人には迷惑であったと反省していますが、その結果今日この場所に、
私の大好きでずっと憧れの存在である田中先輩がお越しいただきました。

私が皆さんに伝えたいことは、夢を見ることが大切だということです。
加えて、遠い夢を持つのはもちろん大事ですが、
身近にいる先輩を一生懸命目指して欲しいと思います。

大きな夢を見ていると、
毎日のこととの差が大きすぎて迷うことが多くなります。
けれども身近にいて、頑張っている先輩の姿を見ていれば、
自分が何をするべきなのか直ぐに分かります。
その先輩に少しでも追い付いて、
追い越せるような気持ちを持って毎日取り組んでみてください。
最初の目標は、憧れの先輩に『頑張っているね』と

一言声を貰えることだけで良いのです。

毎日少しずつでも、出来なかったことが出来るようになれば、
1年後10年後には、とてつもない事が出来るように大きくなれるはずです。
その時その時で、必ず自分の目標となる先輩を見つけ、
その先輩の全てを盗めるように、必死で先輩の姿を観察してみてください。

 

気がついた頃には、自分自身が実力を持てるように成長しているはずです。
そして、その頃には、先輩のようになりたいと憧れてくれる後輩が存在しているでしょう。
そんな後輩が出来た時には、自分の負荷を省みることなく、
相手の立場に立って優しく指導してあげて下さい。
それが必ず、自分自身の価値を高めることに繋がります。

整備士としての私を育てて下さった田中先輩を始め、
私は数多くの人生の先輩の作品の1つに過ぎません。


皆さんも、これから沢山の先輩に出会う、人生という旅を楽しんで下さい。
辛いことも悲しいことも、ひとりでは到底乗り越えられないようなことも、
先輩に負けられないという気持ちがあればきっと上手く解決できるはずです。

私は、誰かの先輩として頼りになる存在とは程遠いのですが、
こんな先輩風を吹かせて、お話を終わります。
長くなりましたが静かに聴いていただきありがとうございました。

つぶやき | 06:33 | comments(1) | - | - | - |
コメント
from: 深沢清   2018/05/29 10:58 AM
よくできた。ハナマルです。
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