黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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選挙で当選するのは、自分の想いを受け入れてくれる人の前で他者よりも頭を下げた人〜ある参院選当選者のエピソードに見る日本の選挙〜

2016年7月10日参議院議員選挙は、与党自民党と公明党により過半数を獲得した。

これはある程度達成可能な目標と識者が事前に伝えるところであったので、

あまり驚くべきことではないかもしれない。

どちらかといえば、野党民進党が3年前を上回る議席を獲得したこと、

生活の党が、2議席を確保し、政党要件を維持したことの方が想定外と言えるだろう。

 

何はともあれ、選挙に携わった皆様にお疲れ様でしたと声をかけたい。

炎天下、18日にものぼる選挙戦を送るにあたっては、候補者はもちろんのこと、

家族、選対スタッフ、ボランティア、各種支持団体関係者、

選管職員、選挙に携わる官公庁職員、など多くの方によって、

平穏に選挙という出来ことが円滑に進められたことを有権者は知って欲しい。

 

18歳からの投票がスタートするということで、いつにも増して、

様々な作業が増えたと思われるが、マスコミに大きく伝えられるほどの

混乱もなかったようで、その点については大いに評価されるべきではなかろうか。

といった前置きはこの程度にして、タイトルにしている本題に入りたい。

 

 

私は、今回の参院選に立候補していた元職の地元に住居を置いていた。

その元国会議員さんは、衆議院議員、参議院議員ともにキャリアがありつつ、

1度以外の選挙区当選以外は、比例当選・比例復活となかなか選挙で苦労されている方である。

 

私は、たまたまこの地域の地方議員さんと顔見知りになり、

個人的な興味関心も含めて、その議会選挙を少しだけお手伝いした。

内容は、議員支援団体のイベントへの参加および、

告示日に少しだけ練り歩きを手伝った程度でそこまで大きく貢献したわけではない。

 

しかしながら、選挙が始まる前からその裏方を知ることになったため、

結果は気がかりで、投開票日当日は、いてもたってもいられず、深夜に選挙事務所に出向いてみた。

少人数ながら選対スタッフと議員さん家族と結果を待つことになった。

 

開票直後の圧倒的な勝利とはならなかったが、なんとか二期目の当選を果たしほっと安堵で、

ささやかながら、議員が戻り次第、万歳をやったり選挙状況を意見交換しあった。

 

その暫くのち23時過ぎに、先に挙げた元国会議員さんが、

夫婦で事務所にいらっしゃって

当選祝いに訪れ、ねぎらいの言葉を議員本人にかけていた。

(その議員は当時別政党に移っていたが、元は地方議員と同じ政党だった。)

 

当時は、元国会議員は先の衆院選挙に落選し浪人中の身、

決して表立って今後の選挙への立候補を示しているわけでもなく、

きちんと地域に根を張って活動を行っている姿にただ感銘を受けた。

(ちなみにその選挙区の衆院選当選者は、大臣経験のある有力政治家)

 

ここまで書いてしまえば、選挙ニュースをしっかり見た人には名前が分かってしまうが、

その元国会議員さんというのは、今回の参議院選挙で比例代表で立候補し、

選挙翌日の午前6時ごろ最後に議席が確定したあの人である。

 

私はこの人の当選した理由をちょっとだけ考えてみたら、

彼女が律儀に支援者に頭を下げている光景しか浮かんでこなかった。

 

もちろんすでに国会議員を何度も経験しているという知名度も実績もある。

だから、有力政党に移れば境遇が変わって、地域活動をそこまで厳密にやらなくても、

国会活動に精を出すことも可能なのかもしれない。

けれども、彼女はそれを許すことなく、自らを政治家に育て上げた党首を裏切らず、

きちんと地域活動を行い、支援してくれたり、可能性のある人に律儀に頭を下げている。

 

今回の参院選の当選者を見渡してみたい。

歌手だからと人気だけで当選したと批判される人、

スポーツ選手としての知名度はあるが政治家の活躍に疑問を呈されている人、

前回の衆院選に落選するも地道な地方回りを繰り返し見事復活を告げた人、

様々な人がいるだが、共通するのは応援してくる人のために、

しっかり頭を下げる姿勢ではなかろうか。

 

二人の現役閣僚が選挙区にて議席を確保することができなかった。

過去に県知事を務めたことのある知名度の高い作家も比例代表にて議席を得られなかった。

 

結局のところ、日本の民主主義形態は、頭を下げる人が選挙に勝つことを

前提として成り立っているのが、戦後70年近く続いている現実なのである。

 

政策論争だったり利益誘導がもちろん功を奏すこともあるだろうが、

現実は、この人の頼みなら仕方がないではないか、そう思う支持者を得るために、

如何に頭を下げるかが選挙にかつ唯一の術である。

 

頭を下げるだけならば誰でも出来るのだが、

応援してくれる可能性のある人の前で、頭を下げることができなければ票は取れない。

それをしっかりと見極めて、信念を持って耐え続けた候補者だけが、

先生と呼ばれる国会議員のバッチを獲得することができるのである。

 

これは国会議員に限ったことではなく、地方政治にはより顕著であろう。

田中角栄人気であるが、彼は支持してくれる人を増やすことにかけては天下一品であった。

応援してくる人自らが、角さんに対して頭を下げてくるように仕向け続けたほどだ。

 

田中角栄は、選挙の要諦を聞きにくるものに対して、

「地道な選挙運動を行え、手を抜くな。徹底的に有権者と接しろ」と指導した。

そこには、大きな資本力で選挙に出るも、落選を余儀なくされた実体験が伴っている。

 

残念ながら、様々な要因で辻説法を聞いてくれる人を得るのは難しい状況だが、

いつも節目正しいお辞儀をされ、嬉しい時に祝いに来て、悲しい時に寄り添ってくれる、

そんな政治の道を志す人がいれば一票を投じたくなるのが、今でも大方の日本人だろう。

 

選挙結果を垣間見ると、決してその当たり前の事実は変化しないことが容易に分かる。

なぜならば、全体として落下傘候補は落選を余儀なくされており、

一定期間きちんと地域に根ざして、地域活動を行った候補者は当選しているのだから。

 

今後、参院選の前に、衆院選挙が行われるタイミングがやってくる。

その時に、自民党・民進党、どちらの方がきちんと日々の地域活動を行っているか、

それが選挙結果として現れてくることを、我々有権者はしっかり注視したい。

 

なせならば、それこそが憲法がどのように変わることよりも、

我々一人一人の国民の生活が国や自治体の動きをどのように変化させるのかに、

大きな影響力を持ってくる事実なのだから。

 

選挙

JUGEMテーマ:政治全般〜国会・内閣・行政

政治 | 00:17 | comments(2) | - | - | - |
コメント
from:   2016/07/14 9:33 PM
深沢さん

情緒をしっかり理解できれば民進党が伸びます。
今こそチャンスなのですがね・・・。なかなかわかる人材がいないようで
from: 深沢 清   2016/07/13 6:33 AM
頭を下げる!身近な運動員に頭を下げ続ける。これ政策でなく日本人の生き方の中の大事な部分だね。正しく情緒だよ。
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