黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
<< July 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
ARCHIVES
RECENT COMMENT
  • 若者よ、失敗を恐るな。
    光 (07/06)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    光 (06/25)
  • 新しいことをやる人々は、周りにエネルギーを与えてくれる。
    深沢清 (06/25)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    光 (06/03)
  • ホンダジェット 開発リーダーが語る30年の全奇跡 前間孝則著 読了。
    深沢清 (06/03)
  • 農協は地域でなにができるか -大分大山町農協の実践- 矢幡治美 著 読了
    光 (05/05)
  • 農協は地域でなにができるか -大分大山町農協の実践- 矢幡治美 著 読了
    深沢清 (05/05)
  • 人物戦後政治 〜私の出会った政治家たち〜 石川真澄著読了。
    光 (04/18)
  • 人物戦後政治 〜私の出会った政治家たち〜 石川真澄著読了。
    深沢清 (04/18)
  • 地方を動かすためには考え方を「半官半民」にすべきかもしれない。
    光 (04/17)
にほんブログ村参加してます。
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
日本列島創生論-地方は国家の希望なり- 石破茂 著 読了
評価:
石破 茂
新潮社
¥ 821
(2017-04-14)
コメント:行政に関心があまりない方にも読んでいただきたいコンパクトに地方創生についてまとめられた良著です。

地方がただ中央からの補助金をアテにしているといった、

これまでのあり方では、国家自体が立ち行かなくなります。

地方と、そこに住む人たちが自信を持ち、誇りを持ち、

感動するストーリーを紡ぎながら、それぞれの地方を作っていく。

その姿勢が今の日本には絶対に必要である、と私は考えています。

 

江戸時代に、徳川幕府が地方のために

何かやってくれるというようなことはなかったはずです。

そのおかげで地方に独自の文化、産業、教育が発展しました。

その頃に戻れなどと申すつもりはありません。

しかし地方の自立ということを

もう一度考えてみるべきではないでしょうか。

 

官と民のあり方、地方と中央のあり方、官と個人のあり方、

そういうものを国民全体でもう一度考えてみる。

それによって、日本人が幸せになり、地方が豊かになり、

日本国全体が豊かになっていく。(以下略)

 

以上、本著巻末の言葉より引用しました。

 

石破茂氏の講演を今年の2月西海市にて拝聴しました。

まさに講演で語られたメッセージが凝縮されている内容でした。

 

初代の地方創生担当大臣として、自民党幹事長など選挙応援によって、

全国を飛び回り、多くの方と情報交換をされている

石破氏なりの日本国に対する危機感は相当なものと感じます。

 

それを土台に、数多くの地方創生に向けた将来に繋がる事例を踏まえ、

どうしたら人口減少が続き、急激な高齢化によって、

地方だけではなく日本全国の活力が減ってしまう状況を

転換させていけるのか、非常に具体的な処方箋がまとめています。

 

これまで、住民は政治家に政治を委ね、

地方公共団体は政府に予算付けと政策立案を委ね、

自らのチームを自ら維持していくための創意工夫が

十分にできていなかったのではないかと、石破氏は指摘されています。

 

国全体が経済成長を維持できていて、人口も増加し、

社会的負担が求められる高齢者の割合が低い時期は、

国が自治体が行政サービスを右肩並びに提供できる状態であったでしょう。

もちろん地域によってその充実度は異なるのが当然ながら。

 

しかしながら、人口の都市圏集中が進み、

人口の3割以上が高齢者となる地方が増え、新しい企業も多くが

大都市圏に集中するようになってくると、

新しいことを行うために、他者に依存する環境は、

どんな田舎であれ、どんな都会であれ難しくなるのが現実です。

 

それは、国であれ地方自治体であれ、企業であれ個人であれ、

言い方は適切ではないかもしれませんが「自己責任」が

求められる状態がどんどん増えているのが、日本の実態です。

 

そんな中で、「できる理由よりできない理由」をあげて、

自らが変化していくことを望まない日本人が多数存在するのも現実です。

何故ならば、変えることは大変なように思えるからでしょう。

 

しかし、この著書で冒頭から石破さんが指摘されている通り、

現代日本は、これまでの歴史で体験したことのない危機を迎え、

現在の出生率が続いていくとすると国が亡くなるほどの未来が確実にやってきます。

 

遠い先の未来ではなく、現在の高齢化が進むと、

東京周辺で、高齢者サービスを受けるために、

労働者の取り合いが起きるのも、十年以内とも考えられるほど

福祉に関わる現状は深刻な状況が続いています。

 

 

今の時代に限りませんが、日本国という大きな仕組みを変えるのは

非常に大変な仕事であり、どんな優秀なリーダーが出ても、

すぐに180度の転換を行うのは不可能です。

しかしながら、地方自治体レベルであれば、一つのリーダーなり、

一つの企業が自らの責任を持って取り組むことで、

大きくその方向性を転換させることは可能です。

 

だからこそ、石破さんはこの著書で、

島根県邑南町、兵庫県養父市、岡山県真庭市、島根県海士町、

北海道音威子府村、鳥取県智頭町、島根県太田市、鹿児島県鹿屋市、

新潟市、富山市、香川県高松市、島根県雲南市、愛知県長久手市、

鹿児島県伊仙町、神奈川県秦野市、千葉県佐倉市、北海道夕張市、

などなど多くの興味深い地方創生の取り組みを行っている地域の

具体的な事例とそのインパクトを紹介されています。

 

これらの事例をそのまま他が真似しても何もなりません。

しかしながら、このような多様な地域がそれぞれに、

自らが置かれた環境を言い訳にせず、変化を起こしている事実は、

これまで方針転換をさほどせずに、人口がシュリンクしている地域には、

大きな参考書として生きた教訓を与えてくれるはずです。

 

私も、町づくりの一端を担う特別行政職として、

どうすることが、この地方創生に繋がり、

この地域の住民の方に笑顔をもたらすことになるのか、

しっかりと外と中を今一度観察し、動いていきたいとファイトを得ました。

JUGEMテーマ:自分が読んだ本

読書 | 23:25 | comments(0) | - | - | - |
コメント
コメントする









 

(C) 2017 ブログ JUGEM Some Rights Reserved.