黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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ソーシャルパワーの時代-「つながりのチカラ」が革新する企業と地域の価値共創戦略- 読了。
評価:
玉村 雅敏,上木原 弘修,小島 敏明,横田 浩一,井上 貴至,池本 修悟ほか
産学社
¥ 2,160
(2016-07-31)
コメント:CSV(共有価値の創造)というキーワードについて、事例を知りたいと思っている人にぴったりの概念・現状網羅型の的確な参考書です。

CSV(価値共創)という言葉をちらほら耳にするが、

一体どんな取り組みなのだろう、その疑問からこの本を手に取りました。

 

CSVとは、Creating Shared Valueの略で、

アメリカの経営学者マイケル・ポーターが唱えたコンセプトで、

「経済価値を創造しながら、社会ニーズに対応することで、社会価値を創造する」

という意味で使われている営利企業の経営戦略の考え方です。

 

この著書「ソーシャルパワーの時代」においては、企業経営に限らず、

多様な主体が協働して「共有価値の創造」を行う戦略として捉えられています。

もっと簡単な言葉に置き換えると、

 

『「自分ごと」を「みんなごと」とし、さらに「世の中ごと」と考える

繋がりの連鎖を作って、お互いに魅力を高め合っていく仕組み作り』

 

このようなニュアンスで、この著書では様々な価値共創事例が紹介されています。

 

一通り読んだ私の言葉で置き換えさせていただくならば、

『「All for one ,One for all (みんなは一人のために、一人はみんなのために)」

この考え方を組織としてどうやって作っていくのか』、

それがこの著書がテーマとしているものと言えるのではないでしょうか。

 

地方創生を進めることが、政府・自治体・そして企業においても、

これからの目標とするべき行動指針とされる中で、

自らの組織だけの発展を考えて経営の舵取りを行うことは難しい昨今です。

 

日本に限らずとも、世界中の組織において利益をあげればそれで解決、

そんなわかりやすい結果を目指せば良いという価値観は通用しなくなりました。

 

自らが存在している役割を、個人及び組織でも、しっかりと認識した上で、

他者あるいは他の組織とどのように役割分担を行いながら、

これまでに世の中に存在しなかったものを築いていくか、

それを求められているのが、現代社会といっても良いでしょう。

 

その一つの手法として「CSV(共有価値の創造)」が唱えられ、

行政機関、企業、NGO、など多くの組織体で実践されています。

 

最初は、自らの組織の目的を達成する一義的な目標だった取り組みも、

組織外のプレーヤーが参加していくことで、

より大きな問題解決を図るために、仕組みを見直していった事例が、

この著書では多数取り上げられています。

 

例えば、キリンホールディングス株式会社味の素株式会社イオン株式会社が、

「社会価値」と「経済価値」を両輪として追求するために、

どのように地域と共に価値を共創するスタイルを築いていったのかを、

具体的な商品開発・販売事例を紹介されています。

 

また、富山県氷見市鹿児島県長島町山梨県富士吉田市岐阜県高山市

東京都谷中銀座商店街武蔵小山商店街などや、

JICA(国際協力機構)がサポートする世界各地での取り組みなどについても、

参画する人々の生の声とその仕組みの概要について、

非常にわかりやすく、応用が効く実践的な内容をまとめられています。

 

世界的な知名度を持つ営利企業から、小さな地域で取り組む団体、

国全体の治安維持に関わるようなNGOなど、大きさの如何に関わらず、

共有価値の創造というキーワードで活動を捉えるのは非常に面白かったです。

 

「社会は一人一人の繋がりによって成り立っている」

言われてみれば当たり前のことでありながら、

そのことを再びしっかり定義することができた組織が、

今の時代に、多くの人々の共感を得て、

事業を少しずつ拡大させていることに気がつきます。

 

私が住む場所でも、そんな共有価値の創造が少しずつ行われています。

改めて、自らもその一人のプレーヤーとして、

どこに一番の存在意義を見出すか、しっかりと考えて行動していきます。

JUGEMテーマ:自分が読んだ本

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