黒木町日記

実家のある福岡県の黒木町。2010年2月1日をもって、
八女市に吸収され、名前も聞く機会もめっきり減りました。
ちなみに、管理人は東京都暮らしを経て長崎県在住です。
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他者に伝わる文章を書くにはどうしたら良いのか?山田ズーニー著「伝わる・揺さぶる!文章を書く」読了。
評価:
山田 ズーニー
PHP研究所
¥ 713
(2001-11-01)
コメント:著者の山田氏は長年小論文の書き方を指導してきた教育従事者である。自分の思いを伝えることは学生にも社会人にも必要不可欠な社会的スキルである。考えが他者に伝わらないと思っている人には必読の新書。

PHP新書「伝わる・揺さぶる!文章を書く」は、

山田ズーニーさんという小論文指導の

プロフェッショナルが記された本である。

 

私がこの著書を手にとったのは、作家の菅野完氏が

ツイッターにてこの本を推奨されていたからである。

「日本会議の研究」というベストセラー著者が勧める、

書き方の本であれば間違いないはず、そう思い手にとった。

 

この本が多くの読者に支持されていることは、

この書の奥付からも一目瞭然である。

2001年に初版が出たこの本は、2017年6月26日に

すでに49刷が行われている。

それだけ長くに渡り、多くの読者を惹きつけている。

(15年も経て版が変わっていない、

つまり本文が大きく変化ないことにも驚き!)

 

まずは、著者の山田さんがこの本を書いた想いを

一番最後に書かれた文面から伝えたい。

————

自分にしか書けないもので、

互いの潜在力が生かされる時、

相手とあなたが出会ったことは意味を持つ。

あなたが書くものは、

相手にとってかけがえのない意味を持つのである。

 

あなたには書く力がある

 

本気でそれを伝えるために私はこの1冊を書いた。

読んでくれてありがとう。

あなたの書いたものに、

私はいつ、どんな形で出会えるだろうか?

————

(上記エピローグより引用)

 

私は、10年以上にわたって、

ブログなどに駄文を書き連ねているが、

他者に読まれれることを前提にして、

ウェブメディアへの出稿を前提とした記事以外、

ほとんど推敲をしないままに文を連ねてきた。

 

このことは、自らが表現する文章について、

十二分に自分自身で考えたという現実を放棄している。

 

山田ズーニーさんが本書で何度も指摘されているのは、

「自らが書く文章を通して、

如何にコミュニケーションを円滑に図っていくのか」

十分に自分の頭で考えてみようということである。

 

孫子の兵法の例えを出すまでもなく、

他者が関係する物事を進めるには、

自らを知って、相手を知らない限り上手くいかない。

 

これはもちろん文章を書くという、

誰かに対して何らかの表現をする際にも当てはまる。

自分自身だけが読むものでさえ、

時間を超えても理解できるような文でなければ価値がない。

 

この本では、文章を書くにあたって、

伝える文を書くにはどんな考え方を持つべきか?

実際にどういった形で文章を書いていくべきか?

さらに他者を揺さぶるにはどうすべきか?

と段階を踏んで具体的に事例を提示されている。

 

入試や採用試験など、具体的な事例も豊富なので、

詳細についてはぜひ本著を手にとっていただきたいが、

エッセンスとして、機能する文章について、

7つのポイントを挙げられているので、ご紹介したい。

 

 

きちんと機能する文章を書くために著者が必要だと考える要件

 

1.意見

ーあなたが一番言いたいことは何か?

2.望む結果

ーだれが、どうなることを目指すのか?

3.論点

ーあなたの問題意識はどこに向かっているか?

4.読み手

ー読み手はどんな人か?

5.自分の立場

ー相手から見たとき、自分はどんな立場にいるか?

6.論拠

ー相手が納得する根拠があるか?

7.根本思想

ーあなたの根本にある想いは何か?

 

この中でも、「論点」「論拠」「意見」が基本となるそうだが、

実際の文面では、論拠などが当たり前のこととして、

意見以外は省略されている場合があるとのことである。

 

 

プライベートなもの、オフィシャルなもの、

文章を書くにあたっては、様々な雛形が存在する。

 

同じように、他者に伝わる文章を書くにあたって、

押さえておくべきポイントがあることを、

山田氏は、この著書で詳しく解説しながら、

なぜ、そういった考えを持つようになったのかを

数々の失敗談を含めて解説されている。

 

 

この著書はタイトルにもあるように、

他者の心を揺さぶる文章の書き方を考察した本である。

 

だからこそ、求められるのは自分の考えがどこにあり、

何を他者に伝えようとしているのか、

自分自身の想いを明確にすることが一番大事なのである。

 

経済環境も、社会環境も、10年前20年前と比べて

大きく変容しつつある日本社会において、

周りの人がやっているように過ごせば良いという

時代は過去のものとなってしまった。

 

だからこそ、自らを見つめるツールとして、

文章を書くことの意味は非常に大きいものであるはずだ。

だからこそ、他者を揺さぶる文章を書こうとすることは、

結局のところ、自分自身を鼓舞する最短のルートなのかもしれない。

 

そんなことを考えさせられた山田ズーニーさんの

エピソード溢れる文章作成術は、

是非ともこれから学生になる人、社会人になる人に

読んでいただきたいオススメの一冊である。

JUGEMテーマ:自分が読んだ本

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